世界の金需要:10-12月は前年比3.8%増-インドの購入増で

世界の金需要は2012年10-12月(第 4四半期)に3.8%増加したと、業界団体ワールド・ゴールド・カウン シル(WGC)が発表した。インドの購入が急増したことが要因。12年 の需要は3年ぶりに落ち込んだが、10-12月の増加で年間の減少率は縮 小した。インドは昨年中国を抜き、世界最大の金購入国だった。

WGCが14日発表したリポートによると、世界の金需要は1195.9ト ンとなり、第4四半期としては過去最高を記録。前年同期は1151.7トン だった。インドの需要は41%増加した。宝飾品向け需要は11%増加 し、11年1-3月(第1四半期)以来の高水準となった。昨年の年間ベ ースの需要は3.9%減の4405.5トン。これは5年平均を15%上回ってい る。

WGCによれば、インドの需要は季節的な購入増に加え、輸入税の 引き上げが予想されていたため年末にかけて拡大した。WGCは中国が インドを抜き世界最大の金購入国になると見込んでいた。金相場が12年 連続で上昇し、上場取引型金融商品(ETP)を通じた金保有は12月に 過去最高水準に達したものの、相場は07年以降で初めて過去最高値を更 新できなかった。中国の経済成長は10-12月に2年ぶりに加速した。

WGCの投資調査担当のマネジングディレクター、マーカス・グラ ッブ氏は13日、ロンドンからの電話インタビューで、10-12月について 「需要増の主因は宝飾品向け消費の増加だ。この時期はインドが鍵にな った」と指摘。「中国経済は1月と2月にかけて再びかなり力強く加速 している。インドと中国の需要は13年に増加するだろう」と述べた。

原題:Gold Demand Rose 3.8% in Fourth Quarter, Narrowing Annual Drop(抜粋)