【個別銘柄】アサヒ活況、太陽誘電や横浜ゴム急伸、アイフル安い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

アサヒグループホールディングス(2502):前日比5.8%高の2125 円で、東証1部売買代金上位。2015年までに配当性向30%以上、自己株 式取得を含む総還元性向では50%以上を目標とする中期経営計画や2012 年3月期決算を発表。今期については発行済み株式数の4.29%に相当す る2000万株を上限とする自社株買いと15円の増配を発表した。シティグ ループ証券では想定以上に同社がコスト削減に取り組んでいることが明 らかになり、積極的な株主還元策も株価のカタリスト(触媒)になるな どとし、目標株価を2500円に引き上げた。

太陽誘電(6976):16%高の1028円。13年3月期純利益見通しを従 来のゼロから30億円に増額した。円安による為替差益の計上が要因。1 -3月以降の対ドル想定レートは85円としている。JPモルガン証券で は、MLCC(積層セラミックコンデンサー)の収益性が急回復し、1 -3月以降は円安も寄与してさらに収益性改善が進むだろうなどとして 目標株価を1060円に引き上げた。

横浜ゴム(5101):12%高の803円。14日午後に発表した13年12月 期営業利益計画は前期比19%増の590億円だった。想定為替レートは対 ドルが90円、対ユーロは120円。営業利益計画はブルームバーグが集計 したアナリスト予想平均値の506億円を17%上回っており、業績期待の 買いが増加した。

アイフル(8515):4.6%安の587円。12年4-12月営業利益は前年 同期比47%増の232億円だった。みずほ証券では、10-12月営業利益は 予想を上回る水準だと前置きしながらも、中期的に持続困難との見方に 変更はないと分析。投資判断「アンダーパフォーム」、目標株価200円 を継続した。

アルバック(6728):20%高の901円。12年7-12月営業損益は8 億6500万円の黒字となった。従来予想は5億円の赤字。追加コスト発生 の低減や固定費削減が貢献した。会社側では黒字転換を見込む通期計画 (62億円)を維持しており、業績改善への期待が高まった。

東京建物(8804):8%高の434円。13年12月期営業利益は前期 比32%減の210億円の見込み。野村証券では、前期比29%減(220億円) を予想するものの、前期に「大手町1-6」プロジェクトの底地売却 で180億円の売却益を計上したことを加味すれば、実質増益予想だと指 摘。期間損益を維持するための不動産の売却を控える方針を採ることに よる自然体の決算で評価できるとした。

高砂熱学工業(1969):4.5%安の661円。13年3月期営業利益予想 を従来の57億円から35億6000万円へ減額修正した。増益予想が一 転、32%減益となる。受注環境の厳しさから受注時の採算が低下してい ることに加え、施工時の原価低減が見通しに届かないことなどが響く。

ヤマハ発動機(7272):3%安の1128円。14日発表した12年12月期 の純利益は前の期比72%減の74億8900万円だった。従来予想170億円、 ブルームバーグによるアナリストの予想平均値162億円をともに下回っ た。新興国二輪車の在庫の適正化に伴う生産調整などが響いた。今期純 利益見通しは280億円。

東京電波(6900)、東光(6801):東電波は値幅制限いっぱいのス トップ高(80円)となる17%高の549円、東光は25%高の270円。村田製 作所(6981)は株式交換による東電波の完全子会社化および東光との資 本業務提携の強化についてそれぞれ発表。東電波1株に村田製0.1株を 割り当て交付することを受け東電波は前日終値ベースでの理論株価588 円にさや寄せしたほか、東光は1株300円での株式公開買い付け (TOB)価格に接近した。

日揮(1963):6.5%安の2335円。13日午前に発表された12年4 -12月業績について、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、利益 率は低下傾向で、今後の利益成長の鈍化に懸念があると指摘した。

アイロムホールディングス(2372):ストップ高(1000円)とな る19%高の6210円。13年3月期純利益予想を従来の11億円から15億4000 万円へ増額修正した。収益基盤であるSMO事業で試験の受託や進ちょ くなどが順調な上、貸倒引当金戻入額や事業譲渡益の計上なども寄与す る。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):5.1%安 の1068円。米MSCIが13日、オール・カントリー・ワールド・インデ ックス(ACWI)指数構成銘柄の変更を発表。同社が除外予定となっ たことから、需給悪化を懸念した売りが先行した。

ビューティガレージ(3180):東証マザーズ市場に新規株式公開し た。初値は4160円で、公開価格の2300円を81%上回った。その後はスト ップ高の4860円を付ける場面もあった。インターネットを利用した理美 容用品・機器などの販売を手掛けており、新規公開人気や業態面を評価 する買いが優勢となった。終値は4555円。

買取王国(3181):大証ジャスダック市場に新規上場。公募価 格900円に対し、初値は2.2%高の2000円となった。衣料品や高級ブラン ドの中古品を販売しており、新規公開人気や株価収益率(PER)の割 安感、業績安定感などが評価された。終値はストップ高の2500円。

メドレックス(4586):きのう東証マザーズで買い気配のまま初日 の取引を終えており、売買2日目に公募価格比2.2倍の2200円の初値を 付けた。創薬事業を手掛けており、現在開発に注力する消炎鎮痛貼付剤 「エトドラクテープ剤」の将来性を期待した買いが膨らんだ。終値はス トップ高の2700円。

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