物流の日本プロロジスリート上場、終値68.2万円

倉庫や物流施設を投資対象とする日 本プロロジスリート投資法人(NPR)が14日、東京証券取引所に新規 上場した。NPRは世界最大規模の物流施設の開発・所有・運営を行う プロロジス・グループをスポンサー(設立母体)とする日本版不動産投 資信託(J-REIT)。

NPRの投資口価格(株価に相当)の初値は70万円で、公開価格55 万円に対して27%上昇。その後はやや値を下げ、終値は68万2000円だっ た。不動産証券化協会(ARES)によると、今回の公募・売り出しの 総額は1053億円で、J-REIT上場では過去3番目の大きさだ。2位 は昨年12月に上場したGLP投資法人の1110億円。

プロロジスのハミード・モガダム会長兼最高経営責任者(CEO) は、ブルームバーグニュースの取材に対し、J-REITや不動産市況 について、「非常に強気(ポジティブ)」にみていると述べ、今後数年 間は大きな投資機会があるとの見方を示した。

大型IPOが続く背景には、デフレ脱却に向けた安倍政権下の大胆 な金融・財政政策への期待から、不動産、J-REIT市場には投資資 金の流入が続いていることが挙げられる。昨年12月の政権交代を契機 に、今年初めからJ-REITの新規公開(IPO)や増資による資金 調達が活発化。ARESによると、1月だけでIPO2件を含む6件の 公募増資が公表され、総額は2536億円と昨年1年間の実績(4964億円) の半分を超えた。

また、過去1年間の上昇率は東証REIT指数で約45%と、 TOPIX(東証株価指数)の22%を上回っている。TOPIX指数の 業種別上昇率で不動産業は約50%と33業種中2位だ。

ドイツ証券の大谷洋司シニアアナリストは、日本プロロジスリート 投資法人をはじめとするJ-REITの値上がりについて「高い配当利 回りが注目され、J-REIT市場全体が期待されていることの表れ だ」と述べた。

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