トムソン・ロイター:2500人削減、利益率低下見通し-株価下落

ニュース配信や情報サービスを手掛 けるトムソン・ロイターの株価は13日のニューヨーク市場で下落し、こ の半年余りで最も大きな下げとなった。2013年の業績の伸びが鈍化し、 利益率も低下するとの見通しや、2500人の人員削減計画を発表したこと が材料視された。

13日の発表資料によると、今年の売上高は「1桁台前半」の伸びに とどまる見通し。EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前 利益)に基づく調整後の利益率は26-27%になるとした。12年10-12月 (第4四半期)は28.2%だった。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ブライアン・ヤーブロー氏 は、トムソン・ロイターのウォール街の顧客は景気低迷を受けて引き続 き支出を減らしていると指摘した。こうした環境下で、トレーダーらが 使う同社の情報分析端末アイコンなどへの需要は損なわれている。トム ソン・ロイターは、アイコン生産部門の損益は今年7-12月(下期)ま で黒字にならないとみている。

トムソン・ロイターの株価は13日、前日比2.3%安の29.96ドルと、 昨年7月以来の大幅安で終了した。

同社のジェームズ・スミス最高経営責任者(CEO)は、ファイナ ンシャル・リスク部門の立て直しはまだ道半ばだと説明した。この日発 表した人員削減は同部門が対象で、全従業員の約4%に相当するとい う。退職に伴う費用は約1億ドルの見込み。

同時に発表した昨年10-12月期の純損益は3億8800万ドル(約360 億円、1株当たり45セント)の黒字。前年同期は資産の評価損計上など があり、26億ドル(同3.11ドル)の赤字だった。為替要因など一部費用 を除いたベースでは1株60セントの黒字。ブルームバーグがまとめたア ナリスト予想平均(55セントの黒字)を上回った。売上高は5%減の34 億ドル。前年同期は35億8000万ドル。

原題:Thomson Reuters Declines After Predicting Narrowing Margins (2)(抜粋)