米国株:買い優勢、指標や一般教書演説の内容見極める展開

米株式市場では買いが優勢な展開。 経済指標やオバマ大統領の一般教書演説の内容を見極める動きとなっ た。

ゼネラル・エレクトリック(GE)が高い。保有するNBCユニバ ーサル株のコムキャストへの売却が好感された。コムキャストも大幅 高。S&P500種の業種別24指数では小売株指数が上昇。1月の小売売 上高が3カ月連続で増加したことが手掛かりとなった。一方でマクドナ ルドは下落。オバマ大統領が最低賃金の引き上げを提案したことに反応 した。

S&P500種株価指数は0.1%未満上昇の1520.33。ダウ工業株30種 平均は35.79ドル(0.3%)安の13982.91ドル。

ジャネイ・モントゴメリー・スコット(フィラデルフィア)のチー フ投資ストラテジスト、マーク・ルッシニ氏は「このところは前向きな バイアスが続いていたと思う」とした上で、 「オバマ大統領の演説で は、投資家の株式への情熱を奪うような意外な内容はなかった」と分析 した。

S&P500種は年初以降6.6%上昇。09年3月に付けた底値からは2 倍以上となっている。07年10月に付けた過去最高値は2.9%下回る。

最低賃金

オバマ大統領は12日夜の一般教書演説で、最低賃金の時給9ドル (約840円)への引き上げや、欧州連合(EU)との新たな通商協定交 渉を提案。また500億ドルの「緊急」インフラプロジェクトも提案し た。さらに、米アップルやキャタピラー、フォード・モーターなど民間 企業が雇用の国内回帰に取り組んでいることを称賛した。

このほか共和党に対し、10年間で1兆5000億ドルの追加赤字削減を 目指す「均衡の取れた」戦略の一環として、歳出カットとともに税収増 を受け入れるようあらためて呼び掛けた。

フェデレーテッド・クローバー・インベストメント・アドバイザー ズのファンドマネジャー、マシュー・コーフラー氏は電話取材で、「き ょう感じたのは、大統領の演説を受けて相場は行きつ戻りつの展開が続 いていることだ。演説の内容を消化しようとしている」と指摘した。

マクドナルドが安い

マクドナルドは1.2%安の94ドル。ダウ平均では最大の下げとなっ た。

米商務省が発表した1月の小売売上高(速報値)は、季節調整済み で前月比0.1%増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト予想中央値と一致した。前月は0.5%の増加だった。S&P500種の業 種別24指数では小売り株指数が0.6%上昇した。

GEは3.6%高の23.39ドル。コムキャストは3%上げて40.13ド ル。

24銘柄で構成するKBW銀行指数は0.6%低下。シティグループ は0.8%安の44ドル。JPモルガン・チェースは0.9%下げて48.68ド ル。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は0.6%値下がりし12.17ドルだ った。

原題:Most U.S. Stocks Rise as Investors Weigh Data After Obama Speech(抜粋)

--取材協力:Adria Cimino.