欧州債:スペインなど高利回り債上昇、鉱工業生産で-独債軟調

13日の欧州債市場では、スペインを 中心にユーロ圏の高利回り国債が買われた。経済統計で昨年12月の域内 鉱工業生産がエコノミスト予想を上回る伸びとなったことが手掛かり。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は12日、スペインが改革への 取り組みで「大きな進展」を遂げたと発言。これを受け、同国債は前日 も上げていた。今月下旬に総選挙を控えたイタリアはこの日、66億3000 万ユーロ相当の国債入札を実施。借り入れコスト上昇が見られたもの の、既発のイタリア10年債利回りは1週間ぶり低水準を付けた。2年債 入札があったドイツの国債は軟調。安全資産需要が後退した。

モニュメント・セキュリティーズ(ロンドン)の金利ストラテジス ト、マーク・オストワルト氏は「利回りに飛びつこうとする大きな動 き」が継続しており、それがイタリアとスペイン国債の買いを促してい ると発言。これら国債は発行が続いているにもかかわらず、ドイツ債に 対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が縮小していると付け加えた。

ロンドン時間午後4時37分現在、スペイン10年債利回りは前日比13 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.20%。これは1日 以来の低水準。同国債(表面利率5.4%、2023年1月償還)価格は0.97 上げ101.545。同年限のドイツ債に対するスプレッドは17bp縮小の353 bp。4日以来の最小となる351bpとなる場面もあった。

イタリア10年債利回りは12bp下げ4.39%。ドイツ10年債とのスプ レッドは272bpと、11日の301bpから縮小した。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した12月のユー ロ圏鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミスト41人の予想中央値は前月比0.2%上昇だった。

ドイツ10年債利回りは前日比4bp上昇し1.67%。8日には先月25 日以来の低水準となる1.58%を付けていた。

原題:Spanish, Italian Bonds Gain on Industrial Production; Bunds Fall(抜粋)

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