G7の姿勢は「市場主導の為替相場」-日英独が火消しに躍起

為替相場は政府の干渉なしに市場が 決めるべきものだ-。これが為替に関する主要7カ国(G7)の姿勢だ と、日本と英国、ドイツの当局者らが13日述べた。12日の声明発表後の さまざまな発言が混乱を招いたことを受け、真意の明瞭化に努めた。

中尾武彦財務官のほか、イングランド銀行(英中央銀行)のキング 総裁とドイツの当局者がそれぞれに、G7は変動相場制の重要性およ び、為替レートを政策の目標とすべきではないということを強調したも のだと説明した。

キング総裁は「G7声明は変動相場制への支持表明を意図したもの だ」と述べた。中尾財務官は、財政および金融政策は国内的な目的に向 けられるべきだとG7が合意したと述べ、ドイツの当局者は為替相場を 決定する究極の力は投資家にあると語った。

12日の声明は当初、円安容認と受け取られたが、その後に匿名の当 局者がG7は円の行き過ぎた動きを懸念していると説明を加え、市場は 混乱した。

キング総裁は13日、各国は自国経済を支える措置を取ることができ るが、そのような政策に対してどう反応するかは市場が決めることで、 政府が誘導してはならないというのがG7の見解だと説明。「それぞれ の国が自国の経済成長を支えるために金融政策を使えば、為替相場にそ の結果が表れる。その動きは流れに任せるべきだ」と述べた。

同総裁はさらに、G7声明に署名した時点では、「いわゆる匿名の 当局者らが発表の前や後に、声明の意図していないことを語るとは思い もしなかった」と苦言を呈した。

カナダのフレアティ財務相は13日記者団に、声明はG7各国に共通 の姿勢を示したものだと述べた。日本に向けたものかとの問いには首を 横に振り、「コンセンサスを反映した声明だった」と答えた。

原題:Europe, Japan Say G-7 Message Is Market-Set Exchange Rates (1)(抜粋)

--取材協力:野沢茂樹、Gonzalo Vina、Andrew Mayeda.

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