米地区連銀総裁、MMF規制厳格化を支持-金融システム強化で

米地区連銀総裁12人は、金融システ ム強化に向け、一部のマネー・マーケット・ミューチュアル・ファンド (MMF)規制の厳格化を支持した。現行の1口当たり1ドルの基準価 額の代わりに時価ベースを採用することを提案の一つとして挙げた。

地区連銀総裁は金融安定監視評議会(FSOC)に宛てた12日の共 同書簡で、今回の提言が主にプライム(優良)MMFを対象にしたもの だと指摘。社債を購入できるプライムMMFは、信用リスクが最も高い ためだと説明した。

地区連銀総裁は書簡で、MMFの「構造的な脆弱(ぜいじゃく)性 に対する評議会の取り組みを支持する」と表明。ボストン連銀が書簡を 公表した。

米証券取引委員会(SEC)のシャピロ前委員長が賛同していた MMF規制案は昨年廃案となったものの、MMF運用会社は今年3月末 までにSECが取りまとめる予定の2回目の提案を阻止することは容易 ではないことを認めている。SECは、改革を再検討するようFSOC から要請を受けている。

2008年9月に625億ドル(約5兆8000億円)規模のリザーブ・プラ イマリー・ファンドが破綻してから、当局はMMFの規制強化に取り組 んできた。同ファンドの破綻を引き金にMMFの解約が相次ぎ、世界の 資本市場が凍結状態に陥る一因となった。

原題:Fed’s 12 District Banks Back Tougher Money-Fund Oversight (2)(抜粋)

--取材協力:Sree Vidya Bhaktavatsalam、Ian Katz.