プロッサー総裁、FRBのガイダンスはインフレあおるリスク

米フィラデルフィア連銀のプロッ サー総裁は12日、連邦準備制度理事会(FRB)は将来の金融政策に関 するガイダンスを示すことでインフレをあおるリスクを生んでいるとの 見解を示した。同ガイダンスは、経済の変化に対してFRBがどのよう に政策を変えるかを部分的にしか説明していないとしている。

スタンフォード大学(カリフォルニア州)での講演原稿によれば、 同総裁は「フォワードガイダンスは長期のインフレ期待を制御不能にす るリスクをもたらす可能性がある」と指摘。FRBは「われわれが政策 決定の基にしている経済の主要な変数を明確にし、こうした変数の変化 をめぐる政策変更に関する論理的な根拠を構築するべきだ」と述べた。

同総裁は、「実際のところ信頼性が不完全な状態で、インフレ率を FRBの長期目標から意図的に逸脱させることを容認すれば、インフレ 期待が制御不能になるリスクがある」と語った。

また、「われわれのモデルはフォワードガイダンスが有益な政策手 段であることを示唆しているが、不完全なコミットメントと信頼性、統 制困難な期待が現実社会に及ぼし得る便益について、われわれは謙虚で いなければならない」と指摘。「経済の主要変数の変化に対してわれわ れが取り得る手段がどういったものであるかをより明確化することが最 善策だ」と主張した。

原題:Plosser Says Fed Guidance on Policy Risks Stoking Inflation(抜粋)

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