【個別銘柄】グリーやダイキン急落、パナソニク安い、THK急伸

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

グリー(3632):前日比15%安の1150円。2013年6月期の純利益予 想を310億-370億円へ下方修正し、ブルームバーグ・データによるアナ リストの予想平均423億円を下回った。ゲーム発売延期などで売り上げ が想定を下回る見込みとなったのに加え、普及が加速しているスマート フォン(多機能携帯電話)対応に伴うコスト増を織り込んだ。野村証券 では、国内と海外を両軸とした骨太の利益成長回帰には時間を要すると 判断し、投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。

ダイキン工業(6367):6.1%安の3480円。12年4-12月営業利益 は前年同期比1.3%増の611億円だった。クレディ・スイス証券では、10 -12月営業利益は106億円にとどまり同証予想143億円を大きく下回った とし、思いのほか弱い決算だと分析。説明会でも空調機事業の低採算性 に関する十分な説明は聞かれなかったとして、短期的な株価へのインパ クトはネガティブだとした。

パナソニック(6752):3.4%安の677円。ゴールドマン・サックス 証券では、決算後取材を踏まえて営業利益予想を引き下げた。同社の構 造改革は来期と再来期の2年にまたがって行われることになるだろうと し、その場合は1株利益の回復が期待できるのは16年3月期以降とな り、株価へのインプリケーションはネガティブだと指摘。株価は割高感 が強いとした。

THK(6481):8.5%高の1683円。13年3月期営業利益予想を90 億円から100億円へ増額修正した。前期比では49%減に減益幅が縮小す る。コストコントロールの効果が予想を上回るほか、為替レートの円安 推移、足元の受注状況を勘案したことが利益を押し上げる。

ネットワンシステムズ(7518):8.6%安の830円。社員による外部 業者を使った不正行為が判明し、事実関係の詳細調査の継続から第3四 半期報告書を金融商品取引法に定める提出期限である14日までに提出で きない見込みとなったと12日発表。東京証券取引所は同社株を監理銘柄 (確認中)に指定し、不正行為による財務や上場への影響が不安視され た。

日東電工(6988):3.5%安の5480円。バークレイズ証券では、投 資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」へ引き下げ た。現在の株価はすでに好材料を織り込み済みで、円高是正がさらに進 展すると仮定しても割安感に乏しいと判断した。

第一生命保険(8750):3.5%高の13万5300円。ゴールドマン・サ ックス証券では、投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。医療 保険の伸びや豪州TAL社の貢献などから、同社の新契約価値は2010年 の上場来、生保3社で最も高い伸びをみせた、などと指摘。欧州規制の 改正案が今春採択され、日本版ソルベンシー規制の方向感が定まること が同社再評価のカタリスト(触媒)になるとみている。

三菱マテリアル(5711):7.2%安の269円。13年3月期営業利益予 想を前期比3.3%増の540億円へ減額修正した。従来予想は620億円。自 動車・電子産業など向けの主力製品に販売減少の傾向が出ているため。 JPモルガン証券では、13年度以降の業績の不透明感が強まるとして、 投資判断を「オーバーウエート」から「中立」へ引き下げた。

パイオニア(6773):11%安の201円。13年3月期営業利益予想を 前期比20%減の100億円に下方修正した。従来予想は150億円。市販カー ナビゲーション市場の低迷やホームAV製品の売上計画を見直したこと が要因。修正後の営業利益計画はブルームバーグによるアナリストの予 想平均値126億円を下回った。

ニチイ学館(9792):2.7%高の847円。大和証券では、投資判断を 「4(アンダーパフォーム)」から「3(中立)」へ引き上げた。8日 に発表された12年4-12月営業利益は会社計画を8億円程度上回ったも ようだとして、据え置かれた会社側通期計画は実際には上振れる可能性 が高いと分析。会社計画比の上振れ推移を捉える形で株価は短期的には 上昇する可能性が高いとした。

日本水産(1332):5.1%安の185円。みずほ証券では、注目してき た14年3月期の業績回復が株価に反映されたと判断し、今後は事業構造 プランの業績への影響を見極める局面入りと予想。投資判断を「買い」 から「中立」へ引き下げた。

ノーリツ(5943):4.3%高の1680円。12年12月期営業利益は前の 期比8%増の88億3900万円だった。国内で高効率ガス給湯器など温水空 調分野の販売が伸びたことなどが貢献した。13年12月期は前期比7.5% 増の95億円を見込む。

シチズンホールディングス(7762):4.6%安の480円。13年3月期 最終損益予想を60億円の赤字に下方修正した。従来予想は85億円の黒 字。工作機械事業やデバイス事業が従来予想を下回るほか、構造改革に 伴う特別損失計上が響く。JPモルガン証券では、構造改革効果の見極 めに時間を有すると予測し、投資判断を「中立」から「アンダーウエー ト」に引き下げた。

オリンパス(7733):2.7%安の2020円。13年3月期純利益予想を 従来比25%減額した。コンパクトデジタルカメラ市場の縮小に伴い約37 億円の減損処理を実施、売上高や営業利益の予想も下方修正した。修正 後の純利益予想60億円は、ブルームバーグ・データによるアナリストの 予想平均71億円を下回った。

メドレックス(4586):公募価格比2.3倍の2300円買い気配のまま 初日の取引を終了した。創薬事業を手掛ける同社は13日、東証マザーズ に上場。現在開発に注力している消炎鎮痛貼付剤「エトドラクテープ 剤」の将来性への期待から、公募価格の1000円に対して大量の買い注文 を集めた。野村証券では、エトドラクテープ剤の米国売上高は22年12月 期のピークで131億円を予想している。

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