グリー株「ガチャ」来の下落率、通期初の減益予想-東京市場

交流ゲーム国内2位グリー株が9カ 月ぶりの日中下落率を記録。新作投入延期やスマートフォン(多機能携 帯電話)対応のコスト増などから、今期(2013年6月期)業績予想を下 方修正し、通期では上場以来初の減益としたことで売りが加速した。野 村証券は投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

株価は前日比18%安の1115円と、昨年6月5日以来の日中安値を付 けた。下落率はゲームの一部機能のコンプリート(コンプ)ガチャが景 品表示法に抵触すると報道され、ストップ安(値幅制限いっぱいの下 げ)を付けた昨年5月7日以来の大きさ。午前10時36分現在は同211円 (16%)安の1146円で下落率は時価総額500億円以上の国内株で首位。

通期で減益となれば、08年12月の上場後で初。12日の修正後の純利 益予想は前期比で23-35%減、営業利益は同28-40%減となっている。 積極展開を図ってきた海外事業は今期中の黒字化を想定していない。

野村証の長尾佳尚アナリストは13日付の投資家向けメモで格下げの 理由として、利益成長回帰には時間を要するとコメント。クレディ・ス イス証券の中安祐貴アナリストは12日付リポートで「下期の費用が想定 より多い」と分析。国内ゲーム活性化や海外事業収益化のめどが見える までは「悪材料出尽くしとは言い難い」と指摘している。

--取材協力:久保山典枝. Editors: 駅義則, 室谷哲毅