UBSにAIGファンド販売で28億円の制裁金-4カ月で3回目

スイス最大の銀行UBSは、米保険 会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)に関連する ファンドの販売でコンプライアンス(法令順守)を怠ったと認定され、 英金融サービス機構(FSA)からの制裁金と損賠賠償を合わせて最 大1950万ポンド(約28億5400万円)の支払いを求められる可能性があ る。

UBSは「AIGエンハンスト・バリアブル・レート・ファンド」 を適正な評価を行わずに顧客に販売したとして、FSAから945万ポン ドの制裁金を科されることが決まった。FSAによれば、これ以外に顧 客への損害賠償として1000万ポンドの支払いが生じることが予想され る。FSAが電子メールで発表した。

FSAによると、2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディング スの破綻と金融危機の発生を受けて、一部の顧客がAIGファンドから 資金を引き出すことができなくなった。

UBSがFSAから制裁金を科されるのは過去4カ月で3回目のこ とだ。わずか2カ月足らず前には、国際指標金利の操作に関連し、米、 英、スイスの関係当局に約15億ドル(現在の為替レートで約1400億円) を支払うことで和解したと発表。ロンドンの元トレーダーが未承認の取 引に手を染め、23億ドルのトレーディング損失の発生につながったアド ボリ事件では、2970万ポンドの制裁金を科される処分を受けた。

UBSはAIGファンドの問題について、「08年にさかのぼるこの 問題の決着を歓迎する。顧客ニーズへの対応と戦略の実行に引き続き集 中できる」と電子メールでコメントした。

原題:UBS May Pay $30 Million for Failures Over Sales of AIG Fund (2)(抜粋)

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