今日の国内市況(2月12日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は反発、金融や輸出、内需など広く買い-政策、円安容認期待

東京株式相場は反発。国内外の要人からデフレ脱却に向けた日本の 政策への評価、円安トレンドの容認とも受け取れる発言があり、経済、 企業業績押し上げへの期待で証券や銀行など金融株、ゴム製品や機械な ど輸出関連株のほか、陸運、情報・通信といった内需関連株まで幅広く 買われた。

TOPIXの終値は前週末比11.15ポイント(1.2%)高の968.50、 日経平均株価は215円96銭(1.9%)高の1万1369円12銭。

トヨタアセットマネジメントの浜崎優チーフストラテジストは、 「米高官から日本の経済政策を支持する発言が出てきたことを好感した 動き」との見方を示した。欧州からは、行き過ぎた円安への批判もあっ ただけに、「米国で前向きな発言が見られたのは大きい」と言う。

●債先は続伸、需給良好で超長期債に買い-円安・株反発で上値重い

債券先物相場は続伸。需給環境が良好な中、日本銀行が国債買い入 れ輪番オペを実施したことで超長期債を中心に買いが優勢となった。半 面、円安進行や国内株高を受けて相場の上値は重かった。

東京先物市場で中心限月の3月物は5営業日続伸。前週末8日終値 に比べて4銭高の144円26銭で始まり、直後に8銭高の144円30銭と1日 以来の高値を付けた。その後、日経平均株価が200円を超す上昇幅とな ると、売りが優勢になり、一時は8銭安の144円14銭まで下落した。引 けにかけては再び買いが優勢となり、結局は144円30銭と、この日の高 値で終えた。

RBS証券の福永顕人チーフ債券ストラテジストは、「超長期債は 先週の流動性供給入札から需給が良いことが明らかとなり、きょうは輪 番オペも入って、需給が引き締まり堅調だ」と指摘した。

●円が2年9カ月ぶり安値付近から小反発、G20控え要人発言を警戒

東京外国為替市場では、円が対ドルで2年9カ月ぶりの安値付近か ら小幅反発した。米財務次官の発言を手掛かりに円売りが加速した海外 市場の流れが引き継いで始まったが、週末に20カ国・地域(G20)財務 相・中央銀行総裁会議を控えて、円安批判への警戒から一段の円売りに は慎重姿勢が広がった。

ドル・円は11日の米国市場で一時1ドル=94円46銭まで円安が進 み2010年5月以来の円安値を更新。この日の東京市場も94円前半での推 移が続いたが、午後は円がじり高となり、一時は93円87銭まで値を戻す 場面が見られた。午後3時11分現在は93円91銭前後で推移している。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン外国為替部の村田雅志通貨ストラ テジストは、欧州中心に日本の円安姿勢に対して非難めいた発言が続い ており、G20を控えて「ここまで急ピッチに進んだ円安に対して海外当 局から圧力がかかるのではないかという思惑が引き続く」と予想。「い くら日銀の追加緩和があるとか安倍政権が円安思考を強めているといっ ても、円売りが続いてくると段々ドル・円の高値警戒感が出てくる」と

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