オリンパス:今期純利益予想を25%減額-カメラ苦戦響く

オリンパスは、今期(2013年3月 期)純利益予想を従来比25%減額した。コンパクトデジタルカメラ市場 の縮小に伴い約37億円の減損処理を実施、売上高や営業利益の予想も下 方修正した。

修正後の純利益予想60億円は、ブルームバーグ・データによるアナ リスト8人の予想平均71億円を下回っている。営業利益予想も従来か ら30億円引き下げて350億円とした。市場予想は377億円。売上高予想も 同2.2%減らし、7400億円とした。

映像事業の営業損失見通しは従来の2倍の160億円に拡大。カメラ 販売予想は同110万台減の620万台とした。中国での販売低迷に加え、欧 米でも期待したミラーレスカメラが伸び悩んでいる。竹内康雄専務執行 役員は決算会見で、「読みが甘かった。事業環境は一段と厳しい」と語 り、5月の次回決算発表までに同事業の改革案をまとめると述べた。

昨年末の自己資本比率は9.7%。旧経営陣の粉飾決算に伴い同9月 末に3.7%まで低下したが、医療部門での提携が決まったソニーの出資 を受けて改善した。ソニーは増資引き受けで同10月に190億円を払い込 んでおり、今月末までに残り310億円を払い込む予定。同比率は円安の 効果もあり、3月末には14-15%に改善する見通しだ。