グリー:今期の純利益、最大で35%減に-DeNAと明暗

交流ゲーム国内2位グリーは、今期 (2013年6月期)の純利益予想を従来比150億円下方修正した。ゲーム 発売延期などで売り上げが予定を下回る見込みとなったのに加え、普及 が加速しているスマートフォン(多機能携帯電話)対応に伴うコスト増 を織り込んだ。この結果、純利益は前期比23-35%減となる見通し。

修正後の純利益予想310億-370億円は、ブルームバーグ・データに よるアナリスト16人の予想平均423億円を下回っている。営業利益予想 も500億-600億円と、従来比240億円減額した。市場予想は707億円。売 上高予想も350億円減らして1600億-1700億円とした。

一方、同首位ディー・エヌ・エー(DeNA)が7日公表した13年 3月期予想は逆に、純利益が前期比44%増の448億円、営業益は同30% 増の785億円。アイテム販売好調から大幅増を見込んでいる。

クレディ・スイス証券の中安祐貴アナリストは、決算結果を受けた 電子メールでのコメントで「国内外のゲームの見通しに対して、利益の 計画が想定以上に弱い」と指摘した。

グリーの秋山仁コーポレート本部長は決算会見で、今期中の海外事 業黒字化は想定していないと述べた。同社は海外展開加速に向けて昨年 5月、米ゲーム制作会社ファンジオを2億1000万ドル(約169億円、当 時)で子会社化すると発表。この買収は08年の上場以来で最大の規模と なった。

--取材協力:藤村奈央子.. Editors: 駅義則, 室谷哲毅