ルネサス株が5カ月ぶり下落率、今期も営業赤字に-東京市場

経営再建中のルネサスエレクトロニ クス株が約5カ月ぶりの下落率を記録。8日の決算で、今期(2013年3 月期)業績予想を大幅下方修正し、売りが先行している。

株価は前営業日比13%安となる250円まで売られ、昨年9月25日に 記録した17%以来の日中下落率となった。午前11時15分現在は同19円 (6.6%)安の267円。

下方修正では今期営業損益予想を210億円の黒字から、260億円の赤 字に一転させた。純損失予想も1500億円から1760億円へと変更。自動 車・電子機器メーカーの中国向け生産減に伴う需要低迷などが理由。営 業赤字は2期連続、純損失計上は前身企業も含め8期連続の見通し。

SMBC日興証券の嶋田幸彦アナリストは8日付リポートで、純損 失が従来計画から膨らむことで3月末の純資産の毀損(きそん)が一段 と進むことを懸念。再生を考える上で1-3月期の収益改善は「必須で あり、正念場と言えよう」とコメントしている。