ユーロ圏:キプロス救済策を協議-あらゆる選択肢排除せず

ユーロ圏財務相会合は11日、キプロ ス救済策をめぐる協議で同国当局者が国内銀行預金者の損失回避を求め ていながらも、あらゆる選択肢を排除しなかった。

ルクセンブルクのフリーデン財務相はブリュッセルで開催されたユ ーロ圏財務相会合を前に記者団に対し、今月のキプロス大統領選挙の結 果を政策当局者が待つ中で、どのような措置も議題から外すべきではな いと言明。「救済策の新たなルール作りをまず試みるのではなく、全て を協議する必要があるとの理由から、これは私が全く良いと思わない選 択肢の一つだ」と語った。

キプロスがユーロ圏で5番目の支援要請国になって以来、8カ月に およぶ協議では、ギリシャへのエクスポージャーで経営体力が弱まった 銀行とキプロス政府に対する救済の規模と条件が焦点となっている。同 国はまた、マネーロンダリング(資金洗浄)や国内金融セクターにおけ るロシア資金の役割をめぐる問題も抱えている。

キプロス銀行やキプロス・ポピュラー銀行など同国の金融機関は、 ギリシャ向け第2次救済策の一環として昨年実施された債務再編で40億 ユーロ(約5050億円)余りの損失を被った。

ユーロ圏財務相会合の議長を務めるオランダのダイセルブルーム財 務相は会合後に記者団に対し、金融支援の条件で合意するのにはキプロ スの資金洗浄対策に関して独立した調査が必要だとの認識を示した上 で、民間企業による調査が不可欠だと語った。

原題:Euro Area Weighs Cyprus Options Amid Depositor-Loss Pushback (2)(抜粋)

--取材協力:Mark Deen、Zoe Schneeweiss、James G. Neuger、Ott Ummelas、Rainer Buergin、Jonathan Tirone、Stephanie Bodoni、Sandrine Rastello.

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