米財務次官:G20各国は競争力強化目的の通貨切り下げ回避を

ブレイナード米財務次官(国際問題 担当)は20カ国・地域(G20)が競争力強化を目的とした通貨切り下げ を回避し、為替レートの透明性向上を推進する必要があるとの認識を明 らかにした。

同次官は11日のワシントンでの記者会見で、「G20は市場が決定す る為替レートに移行し、競争的な通貨切り下げを回避するとの公約を実 行する必要がある」と語った。

また、「世界の成長は弱く、下振れ方向に陥りやすい」と し、15、16両日にモスクワで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議で 需要強化が最優先課題になるだろうと指摘した。

日本については、デフレ脱却と「経済成長の回復」への努力を支持 すると表明。「これらの目標を達成するために、マクロ経済政策と同時 に構造改革が行われることが重要だろう」と指摘した。

主要7カ国(G7)が為替政策に関する声明を発表するかどうかを 問われると、G7は密接な協議を続けており、各国が「長年にわたる合 意を引き続き実行する」ことを期待すると述べた。こうした合意には 「何よりも変動相場制へのコミットメントを含み、めったにないケース だが、過度のボラティリティ(変動性)や無秩序な動きに関して協力が 必要になる可能性がある」と述べた。

中国については、「家計の需要をさらに押し上げるとともに、市場 主導の為替レートと金利に向けた動きを再び活性化させる」必要がある との見解を示した。

原題:Treasury’s Brainard Says G-20 Must Refrain From Devaluation (2)(抜粋)

--取材協力:Simon Kennedy.

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