ショイブレ独財務相:為替レート「操作」反対-G20で表明へ

ドイツのショイブレ財務相は、20カ 国・地域(G20)に対し、為替レートの「操作」を非難するよう呼び掛 けた。日本が貿易上優位に立てるよう円の押し下げを図っていることへ の懸念を示唆した。

ショイブレ財務相は11日にブリュッセルで開かれたユーロ圏財務相 会合(ユーログループ)後に記者団に対し、「為替レートは操作される べきではない」と述べ、「ユーロの為替レートに問題はなく、ユーロ圏 内にもそうした問題はないが、他の主要通貨との関係で懸念がある」と 語った。

ブルームバーグ相関・加重通貨指数によると、ユーロは過去半年間 に7.8%上昇し、他の主要9通貨を上回る値上がりを見せている。一 方、日本の安倍晋三首相が内需促進策を推進する中、円は20%下落し た。

ただ、ユーロ圏では為替レートをめぐって足並みがそろわないた め、今週15-16日にモスクワで開かれるG20財務相・中銀総裁会議で日 本の円安誘導を批判する動きがあってもインパクトに欠ける可能性があ る。ドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁はユーロ圏の複数の 財務相に同調しユーロが過大評価されていないと発言した。

一方、G20会議の中核グループである主要7カ国(G7)は、世界 が通貨戦争の瀬戸際にあるとの懸念の払拭(ふっしょく)を目指すと、 G7構成国の当局者2人が11日、匿名を条件に明らかにした。

原題:Schaeuble Opposes Currency ‘Manipulation’ in Run-Up to G-20(抜粋)

--取材協力:Marcus Bensasson、Rainer Buergin、Rebecca Christie、Corina Ruhe、Stephanie Bodoni、Jonathan Tirone、Ott Ummelas、Simon Kennedy、Andrew Atkinson.