欧州の銀行、流動性規則を他地域より早く順守迫られる可能性

欧州連合(EU)の銀行は世界の他 の地域の同業者よりも早期に、バーゼル銀行監督委員会の流動性規則を 満たすことを求められる可能性がある。ブルームバーグ・ニュースが入 手した文書から分かった。

同文書によると、EU加盟各国は新銀行規制「バーゼル3」に含ま れる「流動性カバレッジ比率(LCR)」適用の「タイムテーブルを加 速させる」ことを求める欧州議会の呼び掛けを検討している。

文書によると、EU議長国のアイルランドは同規制を2018年1月1 日に完全適用する合意に向け働き掛けている。これは先月、世界の中央 銀行当局者が合意した日程よりも1年早い。文書はアイルランド政府が 作成したもので2月8日付。

LCRは銀行に30日間の信用逼迫(ひっぱく)を生き延びられるだ けの流動資産の保有を義務付ける。

同規則は当初2015年から完全適用が計画されていたが、バーゼル委 の上位機関である中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループ (GHOS)は1月に、内容を緩和し施行を先延ばしすることで合意し た。同案が実施されれば、融資が抑制され景気回復を阻害するとの懸念 に配慮した。

EU議長府の報道官の電子メールによると、アイルランドは法案に ついて19日に次回の交渉を持つ。各国当局者は今週中に会合で同案につ いて検討するという。

原題:EU Banks May Have to Meet Basel Liquidity Target Before Rivals(抜粋)

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