S&Pが最上級に格付けのCDO、1年弱でデフォルト

ニューヨーク・ライフ・インシュア ランスの1部門は2007年4月に15億ドル(約1400億円)相当の債務担保 証券(CDO)「コロナ・ボレアリス(北の冠座)」を発行した。後に 破綻するリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが引き受けたこの CDOは1年弱でデフォルト(債務不履行)した。

このCDOは米司法省がS&Pを相手取って4日に起こした訴訟 で、不適切な格付けを指摘された金融商品の1つ。司法省はS&Pが住 宅ローン債権を裏付けとした証券を格付けする業務を得るため、故意に リスク評価をゆがめたとして同社と親会社のマグロウヒルを訴えてい る。

司法省によれば、イースタン・ファイナンシャル・フロリダ・クレ ジット・ユニオンはS&Pの格付けを一因にこのCDOを購入し、損失 を被った。イースタン・ファイナンシャルは09年4月に当局に接収され た。

S&PはコロナCDOの半分以上を最上級の「AAA」に格付けし ていた。しかし同商品のほぼ半分は、格付けが「BBB」以下のサブプ ライム(信用力の低い借り手向け)住宅ローン証券に裏付けられていた と、司法省は主張している。

原題:S&P Granted Top Grades to Doomed Lehman CDO as Downgrades Rose(抜粋)

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