アジア・太平洋株式サマリー:香港と中国株上昇、インド株続落

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場では、ハンセン指数が上昇。中国の統計で1月の輸出 が予想を上回る伸びとなり、インフレの緩和が示される中、同指数は週 間の下げを縮小して引けた。春節(旧正月)の大型連休中のマカオのホ テルは予約で満室とのドイツ銀行のリポートを手掛かりにカジノ関連株 が買われた。

カジノ運営会社の銀河娯楽(27 HK)は3.9%高。同業のSJMホー ルディングス(880 HK)やウィン・マカオ(1128 HK)も値を上げた。 香港の不動産開発会社、金朝陽集団(878 HK)は6.1%上昇。大和証券 グループが目標株価を引き上げたことが買い材料。

中国民生銀行(1988 HK)は2.6%安。200億元(約2970億円)相当 の転換社債発行計画が当局に承認されたことが嫌気された。

ハンセン指数は前日比38.16ポイント(0.2%)高の23215.16で終 了。一時は0.3%安まで下げた。週間では2.1%安と、週間下落率は昨 年11月以来の大きさとなった。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日 比0.3%安の11649.78で引けた。

DBSビッカーズ香港のセールスディレクター、ピーター・ライ氏 は、春節の連休を前に「投資家の多くは様子見姿勢だ」と述べた上で、 「中国経済は上向きつつある。資金流入を理由に私は1-6月(上期) の相場に対し引き続き強気を維持しているが、7-12月(下期)につい ては米欧や中国の指標が良好かどうか不透明だ。欧州の債務問題が再燃 する恐れがある」と語った。

来週は春節の連休で香港市場は11-13日が休場、中国本土市場は11 -15日が休場となる。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。上海総合指数は2週連続で値を上げた。中国 の1月の輸出がエコノミスト予想を上回る伸びとなったほか、インフレ が緩和したことがプラス材料。春節(旧正月)の大型連休を前に小売り や自動車株が買われた。

上海汽車集団(SAICモーター、600104 CH)や長城汽車 (601633 CH)を中心に自動車株が上昇。中国の1月の乗用車販売台数 が予想を上回ったことが好感された。百貨店を経営する大商股分 (600694 CH)は7.6%高。連休中に消費が伸びるとの観測が広がった。

1月の中国輸出は前年同月比25%増、消費者物価指数(CPI)は 同2%上昇でエコノミスト予想と一致した。

一方、中国民生銀行(600016 CH)や不動産開発の金地集団 (600383 CH)は下落した。

華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は電話取材で、「経済指標 は緩やかな回復が依然続いていることを示しており、これが株価の上昇 を今後も支えるだろう。連休を前に売買は若干低調だ」と語った。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比13.87ポイント(0.6%)高の2432.40で終了。週 間でも0.6%上昇した。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指 数は前日比0.4%高の2771.73で引けた。

【インド株式市況】

インド株式相場は7営業日続落し、2011年11月以降で最長の下げと なった。ICICI銀行とシプラが大きく下げた。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種指数は前日 比95.55ポイント(0.5%)安の19484.77で引けた。終値としては昨年12 月31日以来の安値。

時価総額でインド3位の銀行、ICICI銀は昨年12月24日以来の 安値を付けた。製薬会社シプラは3.4%安。前日発表の決算で、利益が 予想を下回った。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比35.59ポイント(0.7%)高の4971.30。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比19.13ポイント(1%)高の1950.90。

【台湾株式市況】

台湾株式市場は春節(旧正月)の連休のため休場。取引は18日に再 開される。

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