バークレイズ:2000人削減や報酬減あっても事業撤退ない見込み

英銀バークレイズのアントニー・ジ ェンキンス最高経営責任者(CEO)は、前任者が残した悪しき遺産を 一掃し企業文化を刷新すると約束している。英国最大の投資銀行の利益 を回復させる取り組みの方はどうなのだろうか。

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)スキャンダルを受けて退任 したロバート・ダイアモンド氏に代わって昨年就任したジェンキンス CEOは半年間の事業見直しを経て達した結論を、12日に発表する。企 業文化の改革に加え、リターン向上に向けた報酬カットや2000人の削減 を発表する可能性もあるが、同業でスイスのUBSのように特定の事業 分野から撤退することはないだろうと、投資家やアナリストはみてい る。

それというのも、ダイアモンド氏が育て上げた投資銀行部門は今 も、バークレイズの利益の約半分を稼いでいるからだ。しかし、資本増 強を求める金融規制強化で同部門の株主資本利益率(ROE)は過去2 年で23%下がった上に、英当局は消費者向け銀行と投資銀行の業務分離 を国内銀行に義務付けることを計画している。

利益を回復させることは行員の倫理を正すよりも難しいかもしれな い。バークレイズは12日に通期決算も発表する。

原題:Barclays Culture Talk Distracts From Profit Revival Struggle (1)(抜粋)