ルネサス:営業損益予想260億円赤字へ-中国関連など低迷

再建中の半導体企業ルネサスエレク トロニクスは、今期(2013年3月期)営業損益予想を260億円の赤字に 大幅下方修正した。自動車・電子機器メーカーの中国向け生産減に伴う 需要低迷に加え、大型商談案件を抱えた民生機器向けも低調だった。従 来予想は210億円の黒字。

修正後の営業損益予想は、ブルームバーグ・データによるアナリス ト7人の予想平均である1億7000万円の黒字を下回った。純損失予想も 従来の1500億円から1760億円へと下方修正した。市場の純損失予想 は1617億円。売上高予想は従来比6.1%引き下げて7700億円とした。

赤尾泰社長は決算会見で「売り上げの底は1-3月期。来期から緩 やかに回復する」と説明。業績不振の「責任の取り方は、しかるべきタ イミングで申し上げる」と語った。

昨年10-12月期の営業損失は前年同期の2倍近い79億円。純損失 は24億円から466億円に急拡大した。携帯機器を手掛ける子会社の保有 資産を減損処理したことが響いた。

ルネサスは、主力製品のシステムLSI(高密度集積回路)不振に より、前身企業を含め今期で8期連続の純損失を計上する見通し。昨 年12月には、官民ファンドの産業革新機構やトヨタ自動車など8社から 計1500億円の出資を受けると発表している。

昨年10月末に早期退職優遇制度により約7500人が退職。さらに今年 9月末に3千数百人の退職を想定している。一連の早期退職実施前であ る昨年6月末の連結人員は4万2700人だった。

同7月発表の合理化策では、当時の国内18カ所の生産拠点の過半数 を整理するとしていた。すでに4拠点は譲渡を完了するか合意してお り、残る売却・閉鎖対象は5拠点となっている。

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