サッポロ:今期純利益、2%増の予想-国内酒類事業の増益で

サッポロホールディングスは8日、 今期(2013年12月期)の連結純利益が前期比2%増の55億円となる見通 しだと発表した。国内酒類事業や食品・飲料事業で増益を図る計画。

純利益予想は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト4 人の事前予想平均62億円を下回った。営業利益は同6.1%増の153億円の 見込み、売上高予想は同4%増の5120億円。

国内酒類事業で前期比で1.9%増収、営業利益は20%増益を見込ん でいる。今期ビール類の総需要は前期比約2%程度マイナスで推移する とみているが、販売計画は同1.8%増の5280万ケース(1ケースは大 瓶20本換算)を予定。主力商品のリニューアルで販売を増加させる。

また、食品・飲料事業は営業利益を前期比2.7倍に拡大させるとし ている。しかし、主力事業の1つである不動産事業の営業利益は同12% 減の83億円の見通し。

上條努社長は、不動産事業について、保有する複合施設「恵比寿ガ ーデンプレイス」に非常用発電設備などの設備投資を行い、価値の向上 を図るとしている。また同施設から米モルガン・スタンレーが移転予定 であることについては、後継テナントの申し込みや、問い合わせなどが あることから、「中期的にネガティブな影響が出ることはない」と語っ た。

戦略投資280億円

同社は今期、約280億円の戦略投資を計画。そのうち約60億円を不 動産事業に充てる。同社は14年の業績予想も併せて公表。売上高で5330 億円、純利益で70億円を見込む。

12年12月期の売上高は前の期比9.6%増の4925億円、純利益は 同70%増の54億円だった。

同社は同時に、300万株上限に自己株取得すると発表した。発行済 み株式総数の0.76%に相当する。取得額の上限は12億円。

村上隆男会長の退任が内定したことも発表した。3月28日に開催予 定の定時株主総会後に正式決定し、相談役に就任する予定。