中国:1月の輸出入、予想上回る伸び-CPIは前年比2%上昇

中国の1月の輸出入は市場予想を上 回る伸びとなった。昨年に比べて営業日数が5日多かったことなどが影 響したが、貿易拡大は中国経済の回復基調を維持するのに寄与する。

税関総署の8日の発表によれば、1月の輸出は前年同月比25%増 加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値 は17.5%増だった。輸入も同28.8%増と、予想中央値(23.5%増)を上 回った。貿易黒字は291億5000万ドル。予想中央値は247億ドル。

また国家統計局が同日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は 前年同月比2%上昇で、市場予想と一致。昨年12月の同2.5%上昇から 伸びが鈍化した。

中国では1、2月の経済指標は春節の連休時期の影響でゆがめられ る。昨年の連休は1月に始まり、今年は2月9日だ。しかし野村ホール ディングスは、それでもなお中国の指標は景気が力強さを増しているこ とを示唆しているもようだと指摘する。

野村の中国担当チーフエコノミスト、張智威氏(香港在勤)はリポ ートで、「1月の輸出の力強い数字を全て春節の影響だけで説明するこ とはできない」とし、「データは国内外の需要がともに強いことを示唆 する。中国経済が1-6月(上期)の循環的な回復実現に向かって進ん でいるとの当社の見方を裏付ける内容だ」と記した。

調整後の輸出入

税関総署によれば、営業日数を調整すると1月の輸出は前年同月 比12.4%増、輸入は3.4%増となる。昨年12月の輸出は同14.1%増、輸 入は6%増だった。

同署はこの日、オンライン調査のデータを基に作成した輸出担当者 指数を公表した。算出方法の詳細は明らかにしていないが、1月の指数 は37.5で、昨年12月より3.3ポイント高く、2カ月連続の上昇となった という。同署は、今回の指数上昇は1-3月(第1四半期)の対外貿易 見通しが「相対的に楽観的」であることを示唆すると説明した。

国家統計局は、1月のCPIの伸び鈍化は春節の連休時期のずれが 一部影響していると説明した。同時に発表した1月の生産者物価指数 (PPI)は前年同月比1.6%低下と、11カ月連続のマイナスとなっ た。

原題:China Trade Tops Forecasts in Holiday-Distorted Month: Economy(抜粋)

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