【個別銘柄】ソニー急反落、旭硝子やタカタ安い、日海洋掘削は上昇

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

ソニー(6758):前日比10%安の1365円。2012年10-12月期の連結 営業損益は464億円の黒字だった。917億円の赤字だった前年同期からは 黒字転換したものの、ブルームバーグ・データがまとめたアナリスト予 想平均値(762億円の黒字)は下回った。また、液晶テレビやコンパク トデジタルカメラなどの今期販売計画も従来から下方修正した。

タカタ(7312):9%安の1792円。13年3月期の連結営業利益予想 を従来の170億円から130億円に減額した。前期比では25%の増益予想が 一転、4.5%の減益になる見通し。欧州で市場低迷により厳しい販売状 況が続いているほか、車種ミックスによる製造原価の悪化なども予想さ れるという。クレディ・スイス証券は、合理化活動の効果の発現が遅れ ているとの見方を示した。

旭硝子(5201):6.9%安の617円。電子関連製品の価格下落や原燃 材料価格の上昇などで、12年12月期の連結営業利益は会社計画を7.1% 下回る929億円だった。前の期比では44%減。クレディ・スイス証券 は、今期について欧州ガラス事業の需給均衡は時間を要しており、収益 改善は第2四半期以降になるとの見方を示した。

富士通(6702):5.1%高の434円。パナソニックとのシステム LSI(高密度集積回路)事業の統合を柱とする事業再編方針を7日に 発表した。人員削減などの経営効率改善も併せて行う。三菱UFJモル ガン・スタンレー証券は、今後収支均衡を維持できる可能性が大きいと して、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

日本海洋掘削(1606):11%高の3280円。13年3月期の連結営業利 益見通しを7億9700万円から20億3600万円に上方修正した。為替の円安 効果や、「HAKURYU-5」の裸傭船料増加などが寄与し、前期比 では減益率が88%から68%に縮小する見込み。

住友金属鉱山(5713):7.1%高の1607円。13年3月期の連結営業 利益見通しを従来の730億円から800億円に増額した。製錬セグメントの 利益について、従来想定より大幅な改善を見込んだ。また、三菱UFJ モルガン・スタンレー証券は、懸念材料だった海外企業の非持分化や、 メタル価格好転などを受けたディスカウントの撤廃を理由に、目標株価 を1150円か1600円に引き上げた。

ケーズホールディングス(8282):5.5%高の2401円。営業減益と なった第3四半期決算について、SMBC日興証券は、利益は計画未達 だが想定内の落ち込みにとどまったと指摘。落ち込み幅は縮小傾向で、 売り上げ回復のトレンドが顕著となれば、業界平均に比べ低い株価評価 が見直される余地は大きい、との見方を示した。投資判断は「アウトパ フォーム」を継続。

スズキ(7269):5.4%安の2280円。12年10-12月期の連結営業利 益は267億円と、ブルームバーグ・データがまとめたアナリスト予想平 均値(309億円)を下回った。クレディ・スイス証券は、全体としてや やネガティブな印象と指摘。二輪事業は収益改善に時間を要するほか、 利益幅が薄い小型車比率が高まる可能性が示唆され、相対的に高いバリ ュエーションは調整される、との見方を示した。

鬼怒川ゴム工業(5196):7.9%安の505円。12年4-12月期の連結 営業利益は前年同期比17%減の52億5300万円だった。売り上げ面で主力 の車体シール部品は堅調ながら、防振部品、ブレーキ・型物部品が減 少。損益面では製品構成の変化や輸出向け部品の減少、輸送コストの増 加などが響く。前期比10%減の75億円で据え置いた13年3月通期計画に 対する進ちょく率は70%。

ヤマダ電機(9831):5.8%高の3625円。クレディ・スイス証券は 7日に発表された決算について、業績修正による悪材料の出尽くしは先 送りされた感があり、短期的な株価へのインパクトはややポジティブと 指摘。また、子会社のベスト電器が同社のシステムを導入することで、 仕入れ条件の改善のめどが立つなど業績回復に向けた布石は順調に打た れている、との見方を示した。ヤマダ電の12年4-12月期の連結営業利 益は前年同期比62%減の347億円だったものの、通期計画は573億円で据 え置いた。

リンナイ(5947):4.3%高の6550円。12年10-12月期の連結営業 利益は前年同期比5.8%増の97億500万円だった。ドイツ証券は、第2四 半期までの遅れを取り戻し好調と評価。会社側が前期比5.1%増の280億 円とする13年3月期の計画達成の確度が高まった、との見方を示した。 投資判断は「買い」を継続。

住金物産(9938):5.7%安の297円。日鉄商事(9810)と10月1日 の経営統合に向け検討を開始すると7日発表した。統合比率は外部機関 の評価を踏まえ、両社協議の上で決定する。経営資源を結集し、有効活 用することで事業効率を高める狙い。日鉄商事は3.4%高の277円。

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