円の対ドル下落局面は終了、半年で10%超上昇へ-デマーク氏

円相場が対ドルで2010年以来の安値 を付けたことで、円は向こう半年以内に10%超上昇する見通しだ。証券 価格の転換点を示す指標を考案したトム・デマーク氏が指摘した。

11年の株式相場の底を正確に予測したデマーク氏は、相場の天井と 底を確認する「コンボ」チャート上に1ドル=94円06銭で円の買いシグ ナルが現れたことから、円は今後3-6カ月以内に84-85円のレンジへ 反発するとの見方を示した。自民党が総選挙で勝利した昨年12月16日以 来、円はドルに対し11%下落。首相に就任した安倍晋三総裁は無制限の 金融緩和で物価上昇率2%の達成を有権者に訴えた。

デマーク氏は電話インタビューで、「円相場は政府と日本銀行の影 響をここまで受けてきた」ため、政府・日銀は長期にわたり「この動き を支えるしかない」と述べる一方、「現在の円相場は急激に方向転換す る公算が大きい地点にある」と語った。

6日の外国為替市場で円は対ドルで94円06銭に下落し、10年5月以 来の安値を付けた。

原題:DeMark Says Bottomed-Out Yen Poised for 10% Gain Versus Dollar(抜粋)