モンテ・パスキ:さらなる損失隠しない-仕組み取引影響900億円

元経営陣が不正会計や市場操作の疑 いで捜査対象となっているイタリアの銀行、モンテ・デイ・パスキ・デ ィ・シエナは、過去の損失隠しに使われた仕組み取引が2012年の純資産 に7億3000万ユーロ(約916億円)相当の影響を与えることを明らかに した。

証券取引所の発表資料によれば、同行の仕組み取引の一つ「サント リーニ」が純資産に及ぼす影響が3億520万ユーロ、「アレクサンドリ ア」が2億7250万ユーロ、「ノタ・イタリア」が1億5170万ユーロにな る。モンテ・パスキの株価は7日のミラノ市場で、4.1%高の0.2399ユ ーロで終了。ブルームバーグ・ニュースが1月17日にサントリーニの詳 細を最初に報道して以降の下落率は18%に縮小した。

キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズのアナリスト、ロニー・ レーン氏(ロンドン在勤)は「悪い数字ではない。これ以上の追加資本 の必要はないだろう」と指摘した。

モンテ・パスキのファブリツィオ・ビオラ最高経営責任者 (CEO)ら経営陣は、今月予定される39億ユーロの救済融資供与で重 要になる経営再建計画の成功を預金者や投資家に納得させる努力を続け ている。同CEOは7日、過去の損失を隠す取引がこれ以外に存在する 可能性を否定した。

原題:Monte Paschi Hidden Deals Bring Losses of 730 Million Euros (2)、Monte Paschi Says Impact From Structured Deals EU730m in 2012

(抜粋)