NYタイムズ:10-12月期は約3倍の増益―広告の落ち込み鈍化

新聞発行の米ニューヨーク・タイム ズ(NYT)の2012年10-12月(第4四半期)の利益は、アナリストの 予想を上回った。広告収入の減少ペースが鈍化したほか、オンライン購 読者数の増加が寄与した。

7日の発表資料によると、純利益は1億7690万ドル(約170億円、 1株当たり1.14ドル)と、前年同期の5890万ドル(1株当たり39セン ト)から3倍となった。消費者情報ウェブサイト、アバウト・ドット・ コムの売却と求人ウェブサイトのインディード・ドット・コムの保有株 式売却に伴い、税引き後で1億6430万ドルの利益を計上した。一部項目 を除いた1株利益は32セントと、ブルームバーグがまとめたアナリスト 予想平均の31セントを上回った。

10-12月期が前年よりも1週間多い影響を調整したベースでの広告 収入は前年同期比8.3%減の2億6500万ドル。7-9月(第3四半期) は同8.9%減少していた。

新聞発行売上高は8.6%増の2億4100万ドル。ニューヨーク・タイ ムズ紙と傘下インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙 (IHT)の電子版の購読者数は前期比13.1%増加の64万人。総売上高 は5.2%増の5億7580万ドルで、アナリスト予想平均の5億7040万ドル を上回った。

通期では新聞発行売上高が広告収入を初めて逆転、前者が9億5300 万ドル、後者が8億9810万ドルだった。新聞発行各社はこれまで、広告 収入と発行売上高の比率について、8対2が健全な水準と判断してきた が、新聞広告収入の落ち込みが業界全体に広がっていることから、こう した従来の常識が通用しなくなったことを示している。

原題:New York Times Beats Profit Estimates on Slower Ad Declines (3)(抜粋)

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