ゴールドマンのオニール氏:欧州危機が再燃するリスクある

米ゴールドマン・サックス・グルー プのエコノミスト、ジム・オニール氏は、スペインのラホイ首相が汚職 疑惑に見舞われ、イタリアのベルルスコーニ前首相が世論調査で支持率 を伸ばす中、欧州には経済危機が再燃するリスクがあるとの見方を示し た。

オニール氏(55)は7日にブルームバーグラジオのインタビュー で、「欧州危機は終わったような気がし始めていたものの、容易に再燃 し得る多くの要素が明らかにある」と指摘。スペインの汚職疑惑は「単 なる騒ぎではなくニュースだ」と述べ、モンティ伊首相の一部政策を取 り消すと公約しているベルルスコーニ前首相が再浮上することは想定さ れていなかったと付け加えた。

同氏はまた、政治イベントがユーロに対するセンチメントに重しに なる可能性があると語った。ロイヤル・バンク・オブ・スコットラン ド・グループ(RBS)は6日のリポートで、ベルルスコーニ前首相が 再登板となれば、10年物伊国債利回りは5%に上昇する恐れがあるとし て、今月後半の総選挙前に伊国債を売却すべきだと論じた。米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のマネジングデ ィレクター、アンドルー・ボゾムワース氏は今週、ラホイ首相が汚職疑 惑の払拭(ふっしょく)に難航しているため、スペイン国債保有のリス クが高まっているとの見方を示した。

原題:Goldman’s O’Neill Sees European Crisis at Risk of Rekindling(抜粋)

--取材協力:Jeanna Smialek、Andrew Frye.

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