欧州債:ドイツ中心に上昇、ECB総裁発言で-英国債は軟調

7日の欧州債市場ではドイツを中心 にユーロ圏諸国の国債が買われた。域内のインフレリスクが抑制されて いるため「緩和的な政策を維持することができる」とのドラギ欧州中央 銀行(ECB)総裁の発言が手掛かり。

ドイツ国債の2年物と5年物利回りは2週間ぶり低水準を付けた。 ドラギ総裁は景気見通しへのリスクは引き続き「下向き」と指摘。 ECBはこの日、政策金利を過去最低の0.75%に据え置いた。ブルーム バーグ・ニュースの調査で予想された通りだった。入札で46億1000万ユ ーロ相当の債券を同日発行したスペインの国債は上昇。イタリア10年債 利回りは8週間ぶり高水準から低下した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、マイケル・ライスター氏(ロ ンドン在勤)は「ドラギ総裁は用意したコメントの中で、ECBが流動 性の状況を注視するとし、緩和的な政策姿勢は引き続き適切だと強調し た」と述べ、「これは市場が期待していた口先介入で、ドイツ国債にと ってプラスだ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時38分現在、ドイツ5年債利回りは前日比6ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.63%。一時は0.61% と、先月25日以来の低水準となった。同国債(表面利率0.5%、2018年 2月償還)価格は0.295上げ99.405。

ドイツ2年債利回りは4bp下げ0.18%。先月24日以来の低水準と なる0.16%まで下げる場面もあった。10年債利回りは3bp低下 し1.60%、30年債利回りは1bp下げて2.37%。

スペイン10年債利回りは3bp下げ5.41%。同年限のイタリア債利 回りは前日からほぼ変わらずの4.57%。一時は4.62%と、昨年12月14日 以来の高水準に達した。

英国債

英国債相場は下落。イングランド銀行(英中央銀行)次期総裁のマ ーク・カーニー氏が、現行の英金融政策は景気支援に十分である公算だ と発言し、就任後に同氏が緩和措置を拡大させるとの観測が後退した。

10年債利回りは前日比1bp上昇の2.11%。4日には昨年4月20日 以来の高水準となる2.17%まで上げた。同国債(表面利率1.75%、2022 年9月償還)価格はこの日、0.1下げ96.92。

原題:German Bonds Rise as Draghi Says Policy Can Remain Accommodative(抜粋) Pound Rises as Carney Damps Bets on Greater Stimulus; Gilts Drop (抜粋)

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