ECB:政策金利0.75%に据え置き、ユーロ高の中で様子見

欧州中央銀行(ECB)は7日、政 策金利を据え置いた。ユーロ高が域内景気の回復を脅かしているもの の、一段の緩和は控えた。

ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節 手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最 低応札金利を過去最低の0.75%に据え置くことを決めた。ブルームバー グ・ニュースがエコノミスト60人を対象に実施した調査で全員が予想し ていた通りだった。

ユーロ圏経済が年内にプラス成長に回復することを示唆するデータ が相次ぐ中で、ECBに追加利下げを迫る圧力は後退している。一方 で、ユーロ高が輸出に打撃を与え、始まろうとしている景気回復を頓挫 させる恐れもある。ECBよりも緩和的な米国と日本の金融政策が、ド ルと円のユーロに対する下落基調を持続させそうだ。

ユーロはこの日一時、0.3%高の1ユーロ=1.3568ドルとなった。 今月に入り、ドルに対して1年2カ月ぶり、円に対して3年ぶり高値を 付けている。フランスのソフトウエアメーカー、ダッソー・システムズ のベルナルド・シャルル最高経営責任者(CEO)は7日のブルームバ ーグテレビジョンとのインタビューで、「ユーロは少々、高過ぎる。今 年の景気と輸出に影響を与えるだろう」と話した。

ECBは中銀預金金利と限界貸出金利も それぞれゼロと1.5%で据 え置いた。

原題:ECB Holds Rates as Stronger Euro Threatens Economic Recovery(抜粋)

--取材協力:Claudia Rach.

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