今日の国内市況(2月7日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日経平均反落、業績失望のニコン急落、クボタ売り-売買50億株突破

東京株式相場は、日経平均株価が反落した。今3月期業績計画を下 方修正したニコンが大幅安となり、精密機器が業種別下落率のトップ。 昨年10-12月期利益の不振が嫌気されたクボタをはじめ機械株も安い。 為替の円安一服、相場全般が前日急騰した反動を警戒する売りも出た。

半面、銀行や証券など金融株は、景気回復や積極的な金融緩和の前 倒し期待などで終日堅調。値上げ期待の広がった日本製紙グループ本社 などパルプ・紙、運賃市況の下げ止まり期待で海運株も上げた。

日経平均株価の終値は前日比106円68銭(0.9%)安の1万1357円7 銭、TOPIXは0.36ポイント(0.04%)高の969.18と小幅ながら続伸 した。東証1部の売買高は50億株を超え、東日本大震災後間もない2011 年3月15日(57億7715万株)に次ぐ歴代2位の高水準。

●債券上昇、米金利低下や日銀緩和期待で-5年債利回り過去最低更新

債券相場は上昇。前日の米長期金利の低下や日本銀行による金融緩 和策への期待感を背景に買いが優勢となった。特に中期債に買い圧力が 強く、新発5年債利回りは2000年に発行を開始して以降の最低水準を更 新し、新発2年債利回りは02年9月11日以来の低水準を付けた。

みずほコーポレート銀行資金証券部の新井厚志次長は、相場につい て、「次期日銀執行部の顔触れや政策が見えてこない中で、思惑が高ま って金利が低下している。新発2年債は特殊な需給要因が影響している 面もあるが、既発2年債も付利(日銀超過準備に付く金利)引き下げを 織り込んでいる」と説明。「日銀の国債買い入れの年限延長や長期金利 に働き掛けるような政策への期待感もあり、5年債利回りは0.15%から 上昇しづらく、10年債利回りも0.7%台でのレンジ相場が続く」とも述 べた。

中期債市場では、新発5年物107回債の利回りが前日比0.5ベーシス ポイント(bp)低い0.14%で始まった後も買い優勢の展開が続いた。午 後に入ってからは0.135%を付け、2000年の発行開始後の最低を更新し た。新発2年物325回債利回りは2bp低い0.025%まで低下し、およそ10 年ぶりの低水準に達した。

●円上昇幅失う、日銀新総裁の緩和強化期待根強い-対ドル93円台後半

東京外国為替市場では、午後に入り円が上昇幅を失う展開となっ た。日本銀行の白川方明総裁が辞任の前倒しを表明したことを受けて、 次期総裁下での緩和策強化期待が根強く、じりじりと円売り圧力がかか った。

ドル・円相場は午前の取引で1ドル=93円30銭まで円高に振れた後 は円が伸び悩みとなり、午後には93円71銭まで円が水準を切り下げた。 午後4時11分現在は93円63銭付近で取引されている。ユーロ・円相場も 午前に1ユーロ=126円04銭まで円が上昇していたが、午後には126円86 銭まで円が下落。同時刻現在は126円75銭付近で推移している。

大和証券の亀岡裕次チーフ為替ストラテジストは、日本の金融政策 は現実路線に落ち着くと見込んでいるが、大胆な金融緩和を期待させる 発言は今後も続くと説明。その上で、政府当局から何か発言があると、 「また期待が膨らむというのはある」とし、円売りに反応しやすいとし

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE