インド:今年度の成長率、10年ぶり低水準の見通し-投資停滞で

インド政府は今年度(2012年4月 -13年3月)の経済成長率が10年ぶりの低水準になるとの見通しを示し た。投資の停滞や高インフレのため、シン首相に対して政策見直しの継 続などを求める圧力が高まる可能性がある。

インド中央統計機構が7日発表した今年度の国内総生産(GDP) 予想は前年比5%増。伸び率は前年度の6.2%を下回ったほか、02年4 月-03年3月の4%以来の低水準となった。ブルームバーグ・ニュース がまとめた市場関係者34人の予想中央値は5.5%増だった。

インドは新興国でも最大級の7%を超えるインフレに直面してお り、景気刺激に向けた利下げの余地が制限されている。政府は予算の発 表の準備を進める中、物価上昇を沈静化させるため歳出を抑制する方針 を示している。これは政府が資本流入を促すために昨年9月から実施し ている政策見直しの一環。

みずほコーポレート銀行のエコノミスト、ビシュヌ・バラサン氏は (シンガポール在勤)は、成長率見通しの発表前、「政府は成長てこ入 れ策を拡大することで勢いを維持する必要がある」と指摘。インドは 「かなり抑制された緩やかな成長」となる見通しだと述べた。

原題:India Predicts Slowest Growth in Decade as Investment Moderates(抜粋)

--取材協力:Manish Modi.