【個別銘柄】ニコンはストップ安、マツダや日本紙急騰、ヤマハ大幅安

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

ニコン(7731):前日比で制限値幅いっぱいのストップ安とな る500円(19%)安の2139円で東証1部の下落率1位。2013年3月期の 連結営業利益計画を従来の720億円から480億円に減額した。レンズ交換 式デジタルカメラの市況悪化の影響で販売台数減少と価格下落が見込ま れることが要因で、期末配当予想も従来の1株当たり22円から12円に引 き下げた。クレディ・スイス証券は、短期的な株価へのインパクトは非 常にネガティブとの見方を示した。

ヤマハ(7951):16%安の866円。13年3月期の連結純利益予想を 従来の35億円からゼロに下方修正した。楽器事業などが減収により損益 悪化したほか、国内事業の構造改革費用として従来の想定を上回る特別 損失の計上を強いられた。

マツダ(7261):12%高の317円。13年3月期の連結営業利益予想 を従来の250億円から450億円に増額した。足元の決算の進ちょく状況を 反映したほか、前提となる為替レートを見直した。前期は387億円の赤 字だった。JPモルガン証券は、モデルサイクルの急激な改善とディー ゼルによる付加価値アップから、利益率上昇が今後2-3年続く、との 見方を示した。

日本製紙グループ本社(3893):13%高の1492円。12年4-12月期 の連結純利益が74億5300万円と通期計画の60億円を上回った。前年同期 は398億円の赤字だった。野村証券は、今後さらにもう一段の円安が進 めば、輸入紙が大幅に減って値上げによる採算改善が可能となり、同社 株の再評価につながる、との見方を示した。

日本ゼオン(4205):14%高の852円。クレディ・スイス証券は6 日付のリポートで、第3四半期の営業利益は下期会社予想進ちょく率 で54%と予想を上回りポジティブと指摘。前日に発表したトウペに対す る株式公開買い付け(TOB)に関しても、日ゼオンの特殊ゴム事業の 強化という点でポジティブ、との見方を示した。

古河電気工業(5801):9.7%高の214円。12年4-12月期の連結純 利益が41億2600万円と通期計画の20億円を上回った。前年に米国反トラ スト法違反による罰金を特別損失として計上していた反動もあり前年同 期148億円の赤字から黒字に転換。SMBC日興証券は、エレクトロニ クス産業向けの関連製品は足元の戻りが鈍いが、直近の為替の円安進行 による収益底上げが一部で寄与する、との見方を示した。

清水建設(1803):4.3%高の314円。前年同期に法人税率の改正に 伴い税負担が増加した反動で、12年4-12月期の連結純利益は前年同期 比65%増の48億6200万円だったときょう午後1時に発表した。据え置い た今通期計画(55億円)に対する進ちょく率は88%に達した。

大成建設(1801):4.8%高の283円。12年4-12月期の連結純利益 は137億円と通期計画の120億円を上回った、ときょう午後2時に発表し た。前年同期は61億円の赤字。土木と建設事業の増加で増収だったこと に加え、販売費などのコスト減や為替差損益の改善が寄与。また、前年 同期に連結子会社で減損損失を計上した反動もあった。

ふくおかフィナンシャルグループ(8354):2.3%高の396円。12年 4-12月期の連結純利益は前年同期比95%増の347億円だった。コア業 務純益が堅調だったほか、ふくおか証券完全子会社化に伴う負ののれん 発生益などが寄与した。野村証券は想定以上の高い進ちょくと指摘。経 常利益は会社計画(525億円)に比べ約3割の上振れが見込まれ、特損 吸収で純利益予想は会社計画を若干上回る299億円とした。

ダイセル(4202):3.4%高の677円。12年4-12月期の連結営業利 益は前年同期比16%増の199億円だった。SMBC日興証券は、多様な 収益源を裏付けとした底堅い業績推移を再確認する決算内容で印象はポ ジティブと評価。たばこフィルター用トウに関して、タイトな需給バラ ンスを反映して13年1月以降の輸出価格引き上げを勝ち取ったうえ、円 安効果による上乗せも期待できる、との見方を示した。

丸一鋼管(5463):5.9%高の2215円。13年3月期の連結純利益見 通しを70億円から99億円に上方修正した。前期比では6.1%の減益が一 転、33%の増益になる見通し。市況悪化の影響で北米、アジアを中心に 売上高は計画を1%弱下回る見込みながら、コスト削減と投資有価証券 評価損の戻入益の発生が寄与する。1株当たり26円を見込んでいた期末 配当計画も39円50銭に増額した。

新電元工業(6844):25%高の347円。13年3月期の連結純利益見 通しを従来の1億円から20億円に増額した。前期比では93%の減益予想 が一転、33%の増益を見込む。アジア二輪車市場の復調により主力のレ ギュレーターが増加しているほか、太陽光発電向けパワーコンディショ ナーの引き合いも急増していることが要因。

日清紡ホールディングス(3105):1.1%安の706円。13年3月期の 連結純利益予想を70億円から40億円に下方修正するときょう午前の取引 終了後に発表した。前期比では減益率が26%から58%に拡大する。ブレ ーキ事業でののれん償却費負担や景気悪化に伴う欧州自動車市場の不振 による受注減少などが響くほか、精密機器事業の構造改革に伴う退職金 加算など特別損失が発生する。

大陽日酸(4091):3%高の650円。中長期的な利益成長性の高ま りを考慮するとして、メリルリンチ日本証券は6日付で目標株価を560 円から670円に引き上げ、投資判断「買い」を継続。14年3月期の連結 営業利益予想を310億円から325億円に、15年3月期を350億円から365億 円にそれぞれ増額した。