アジア・太平洋株式サマリー:ハンセン指数は5日ぶり反発

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。中国政府が最低賃金の引き上げ計画を承認 し、貧富の格差是正に動く中、ハンセン指数は5営業日ぶりに値を上げ た。カジノ関連銘柄は当局が取り締まりを強化する可能性があるとの報 道を嫌気して売られた。

宝飾品販売の周生生集団国際(116 HK)は3%高。ビールメーカー のキングウェイ・ブルワリー・ホールディングス(124 HK)は7%上昇 した。英SABミラーの中国合弁会社がキングウェイの製造・販売事業 を買い取ることで合意したことが買い材料。

比亜迪(BYD、1211 HK)など中国の自動車株も値上がり。同国 の1月の乗用車販売が増加したとの報道が好感された。

マカオでカジノを運営するサンズ・チャイナ(1928 HK)は5.2%下 落し、関連銘柄の下げを主導。情報技術 (IT) 製品を販売する神州數 碼(デジタル・チャイナ・ホールディングス、861 HK)は13%下げた 後、取引が停止された。

ハンセン指数は前日比108.40ポイント(0.5%)高の23256.93で終 了。前日は昨年11月8日以来の大幅安となっていた。ハンセン中国企業 株(H株)指数は0.3%高の11849.25で引けた。

JPモルガン・アセット・マネジメントのアジア担当チーフマーケ ットストラテジスト、タイ・フイ氏(香港在勤)はブルームバーグテレ ビジョンとのインタビューで、「世界のマクロ経済環境は一段と安定 し、アジアの成長環境は上向き始めている。相対的に魅力的なバリュエ ーション(株価評価)と合わせ、今年の株式は良好なパフォーマンスに なるとの確信を与えてくれている」と語った。

来週は春節(旧正月)の連休で香港市場は11-13日が休場、中国本 土市場は11-15日が休場となる。

【中国株式市況】

中国株式相場は上昇。上海総合指数は8営業日続伸し、この約1年 で最も長い上昇局面となった。エネルギー関連株は下げたものの、ハイ テク株や金融株が買われ相場を支えた。

ソフトウエア会社の東軟集団(600718 CH)は9カ月ぶりの高値に 上昇。子会社がロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスから合弁会 社の株式を取得する計画が好感された。

石炭メーカーの中国中煤能源(601898 CH)は1.9%安、大同煤業 (601001 CH)は1.3%値下がりした。万科企業(000002 CH)と保利房 地産集団(600048 CH)は不動産株で構成する指数の下げを主導。中国 当局が所得分配改革の一環として不動産税の試験導入を拡大する方針を あらためて表明したことが響いた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比1.35ポイント(0.1%)高の2434.48と、昨年5月 8日以来の高値で終了。8日続伸は昨年2月28日までの上昇局面以来最 も長い。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は0.2%高 の2775.84で引けた。

大衆保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は「経済のファン ダメンタルズ(基礎的諸条件)は依然として健全だ」と述べる一方、 「テクニカル的にはこの水準で一息つく必要がある」と語った。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のセンセックス30種指数の下げは5 日目となった。銀行株や工業株が大きく下げた。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種は前日比20.10 ポイント(0.1%)安の19639.72で終了した。

資産総額でインド3位の銀行、ICICI銀行は昨年12月31日以来 の安値を付けた。国内最大のエンジニアリング会社、ラーセン・アン ド・トゥブロは5カ月ぶり安値付近まで下げた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比38.23ポイント(0.8%)高の4920.95。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比1.99ポイント(0.1%)安の1936.19。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比19.71ポイント(0.3%)高の7906.65。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE