ドイツ銀行関連法は12行に適用も-事業分離や管理職に禁錮刑

ドイツ政府が6日承認した銀行関連 法案は、成立すれば最大12行の国内銀行に適用される見込みだと、ショ イブレ財務相が述べた。同法案は一部の大手リテール銀行に自己勘定ト レーディング部門のスピンオフ(分離)を義務付ける内容。

ベルリンでの閣議で承認された法案は、自己勘定トレーディングと ヘッジファンドへの融資および保証、高頻度取引を預金金融機関から分 離することを義務付ける。これら関連活動が1000億ユーロ(約12兆6000 億円)またはバランスシートの20%を超える額の場合に適用されるが、 これに当てはまらない場合については、ドイツ連邦金融監督庁(BaF in)に裁量的権限を付与し、個別に対応させる。

ショイブレ財務相は6日ベルリンで記者団に対し、「2011年の数字 に基づくと、10-12行の国内銀行が対象になる」と述べた。さらに、 「必要な場合には一般的なルールを超えて個々のケースに対応する権限 をBaFinに与える」と説明した。フィンランド中央銀行のリイカネ ン総裁が率いるグループの報告書は、このような規則の対象となる独銀 としてドイツ銀行とバーデン・ビュルテンベルク州立銀行 (LBBW)、コメルツ銀行を挙げていた。

メルケル政権は既に、管理職の報酬抑制や一部の空売り禁止、清算 基金への銀行の資金拠出義務付けなど金融規制を強めている。今回の法 案はその最新の取り組み。

法案によるとまた、故意に法令に違反し銀行経営を悪化させた管理 責任者には、最長5年の禁錮刑または最高1100万ユーロの罰金が科せら れる。カンペーター副財務相は5日、金融市場の参加者に実刑を科すこ とは「過激でも何でもない。適正だ」と述べていた。

原題:German Banking Bill May Affect Up to 12 Lenders, Schaeuble Says(抜粋)

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