鍵はスペイン、ユーロ圏を引きずり下ろしかねない-フィッチ

ユーロ圏の将来はスペインが危機を 切り抜けられるかどうかにかかっている。格付け会社フィッチ・レーテ ィングスが6日、そのような見解を示した。域内4位の経済規模を抱え る同国にはユーロ圏全体を弱体化させる潜在力があると指摘した。

フィッチのマネジングディレクター、エド・パーカー氏はオスロ で、「スペインが鍵を握る国だ。場合によってはユーロ圏を再び引きず り下ろしかねない」と語った。「財政赤字はまだ大きい。これを縮め、 安定化させ、その後政府債務を高水準から減らしていくには、今後さら に数年間の緊縮財政が必要だ」と解説した。

さらに、「ユーロ圏はリセッション(景気後退)に入っており、持 続可能な回復が軌道に乗ったと確認されるまでは強い懸念が続くだろ う。持続可能な景気回復が確認されるまでは危機は去らない。景気回復 は政府の債務の比率を減らし、銀行の資産劣化の問題を緩和するうえで も、さらに政治的な状況を改善させるうえでも不可欠だ」と語った。

原題:Spain Has Potential to Drag Down Whole Euro Area, Fitch Says (1)(抜粋)