今日の国内市況(2月6日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日経平均はリーマン危機後の高値更新、日銀人事期待で全33業種上げ

東京株式相場は大幅反発し、日経平均株価は2010年4月に付けてい たリーマン・ショック後の戻り高値を更新した。日本銀行の白川方明総 裁が早期辞職を表明し、金融緩和による一段の円安やデフレ脱却への期 待が膨らんだ。自動車など輸出関連を中心に東証1部33業種は全て上 げ、業績計画を上方修正したトヨタ自動車は急伸し、東証1部売買代金 のトップ。

TOPIXの終値は前日比29.12ポイント(3.1%)高の968.82、日 経平均株価は416円83銭(3.8%)高の1万1463円75銭。TOPIX は2011年2月21日以来、日経平均はリーマン・ブラザーズ破綻後間もな い08年9月29日(1万1743円)以来の高値水準。

りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケッ ト・ストラテジストは、金融危機後の政策運営を混乱なく行った米国金 融当局の動きなどと比較され、この数カ月で「日銀を取り巻く環境が変 わった」と指摘。総裁辞任により、「今後の日銀運営は政府の意図が働 くと期待されている」と述べた。

●債券上昇、白川総裁辞意で緩和強化の観測-超長期債は売りやや優勢

債券相場は上昇。白川方明日銀総裁が任期満了前に辞職すると表明 したことで、今後の新体制での緩和強化の観測が出て、中期債を中心に 買いが入った。半面、超長期債など年限の長いゾーンは売りがやや優勢 となった。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比6銭安の143円84銭で始 まり、いったんは143円82銭に下落。その後は水準を切り上げ、3営業 日ぶりに144円台を回復し、一時は144円15銭まで上昇した。午後は144 円00銭付近でもみ合いとなり、結局は11銭高の144円01銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の327回債利回 りは同1ベーシスポイント(bp)高い0.80%で始まったが、その後は水準 を切り下げ、1.5bp低い0.775%まで低下した。午後に入るといったん は0.78%に低下幅をやや縮めたが、再び0.775%で推移した。

●円がほぼ全面安、対ドルで一時94円台-日銀新体制への緩和期待

東京外国為替市場では円がほぼ全面安。日本銀行の白川方明総裁の 任期満了前の辞職表明を受け、新体制下で日銀の金融緩和路線が強まる との観測が広がった。ドル・円相場は一時、約2年9カ月ぶりに1ドル =94円台を付けた。

午後4時18分現在のドル・円相場は93円81銭前後。一時は2010年5 月以来の水準となる94円06銭まで円安が進んだ。

あおぞら銀行市場商品部の諸我晃次長は、「日銀の新総裁が決まる のが早まったので、金融政策の方針が新たになるのも前倒しになったと