バフェット氏お気に入りのムーディーズ株、281億円価値失う

著名投資家で資産家のウォーレン・ バフェット氏が率いる米投資・保険会社バークシャー ・ハサウェイ は、格付け会社2位のムーディーズの筆頭株主。今週の同社株価の下落 に伴い、保有株の価値が約3億ドル(約281億円)相当失われた可能性 がある。

ライバルで最大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が 4日、住宅ローン担保証券(MBS)の格付けをめぐって米当局が同社 を提訴する見通しだと発表した後、ムーディーズの株価は5日まで に19%急落した。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、バークシャーは昨年9 月末時点で、ムーディーズ株式の約13%に相当する2840万株を保 有。2009年の4800万株からは減ったが、筆頭株主の地位を堅持してい る。

バフェット氏は10年に米金融危機調査委員会(FCIC)に対し、 S&Pと2社で構成する「複占市場」から得る価格決定力こそが、ムー ディーズに投資する理由だと説明していた。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、トム・レワンドウスキー氏 は5日の電話取材で、バフェット氏は多くの場合、そのような出来事を 「持ち分を増やす」好機と見なすと指摘した。

原題:Buffett Moody’s Stake May Have Plunged $292 Million on S&P Suit(抜粋)

--取材協力:Matt Robinson、Noah Buhayar.