中国の統計改革、1月重要指標の発表の遅れは手付かずのまま

中国当局は経済統計で情報漏えいを 防いだり、サンプルの規模を拡大する改革に取り組んでいるものの、い まだ手付かずの課題がある。それは1月の重要指標の一部が毎年1カ月 も遅れて出てくることだ。

中国では8日に1月の消費者物価指数(CPI)や貿易統計などが 発表される。エコノミストの予想中央値によると、CPIは前年同月比 2%上昇と前月から伸びが鈍化、輸出は同17.3%増と伸びが加速する見 通し。この統計は大型連休となる春節(旧正月)の時期に影響を受け る。工業生産と小売売上高、固定資産投資のデータは3月まで公には更 新されない。

中国の経済成長率は昨年10-12月(第4四半期)に約2年ぶりに加 速したが、統計発表の時差によりエコノミストや投資家は全てのデータ を基に同国経済を分析することができない。毎年時期が異なる春節の影 響を統計に反映させるのは簡単なことではないが、それを理由に統計発 表を遅らせるべきではないと、ロイヤル・バンク・オブ・スコットラン ド・グループ(RBS)や未来資産金融集団のエコノミストは指摘す る。

国際通貨基金(IMF)の元リサーチャーで、現在は未来資産証券 (香港)で大中華圏担当チーフエコノミストを務めるジョイ・ヤン氏 は、「エコノミストや投資家が独自に分析するために、季節調整を何も 加えず1月の生のデータを公表するだけで中国国家統計局はより良い仕 事ができるはずだ」と述べた上で、「中国の統計は一貫性と透明性、信 頼性が大きな問題点だ」と語った。

原題:Hole in China Data Vexes as January Numbers Delayed: Economy(抜粋)

--取材協力:Shamim Adam、Ailing Tan.

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