香港、ロンドンに続き台湾でも-中国人民元建て債の起債

中国本土以外で発行される人民元建 て債、いわゆる「点心債」が香港とロンドンに続き近く台湾でも起債さ れる。完全な交換性の実現を目指す人民元を扱うビジネスで各地が競い 合うことになる。

台湾行政院の金融監督管理会(金管会)は5日、台北に本社を置く 中信金の子会社、中国信託商業銀行が2-5年物の人民元建て債を合わ せて約1億6900万ドル(約160億円)相当発行すると発表した。中国4 位の銀行、中国銀行の台北支店は台湾の中央銀行と5日開いた記者会見 で、人民元のオフショア銀行間取引が6日から始まることを明らかにし た。中国信託商業銀の元建て債は台湾で取引される。

昨年8月の通貨決済をめぐる中台の取り決めにより、台湾が人民元 オフショア市場となる道が開かれた。世界の貿易と金融における人民元 の利用拡大を促している中国は、人民元取引のオフショアセンターへの 支持を表明している。アジア以外では、中国建設銀行と英HSBCホー ルディングスなどがロンドンで元建て債を起債した。

中銀国際証券の債券調査責任者スティーブ・ウォン氏(香港在勤) は、「こうした新たな展開が人民元の国際化を助けるだろう。多くの台 湾企業が人民元建ての社債発行を望むだろうし、台湾企業と取引のある テクノロジー業界などの海外企業も台湾での起債を望むものとみられ る」と述べた。

原題:Taiwan to Follow Hong Kong, London With First Chinese Yuan Bonds(抜粋)

--取材協力:Argin Chang、Adela Lin.