日本ペイント:SMBC日興をFAに-ウットラムのTOBで

国内老舗塗料メーカーの日本ペイン トが、シンガポール塗料大手のウットラムグループからのTOB(株式 公開買い付け)提案への対応策を検討するため、SMBC日興証券をフ ィナンシャルアドバイザー(FA)として起用したことが6日までに分 かった。

SMBC日興はFAとして日本ペイントに、金額で720億円規模に 上るこの提案受け入れの可否を判断するため、TOB価格や株式取得の 手法が妥当かどうか、また今後必要な対策についても助言するという。 日本ペイントの持田由希子IRマネジャーがブルームバーグ・ニュース の取材に明らかにした。

日本では事前に十分な協議のないTOBは敵対的な買収ととらえら れ、新株予約権の割り当てなど防衛策で対抗した企業も目立つ。日本ペ イントは創業131年の伝統と最先端技術を備える塗料のリーディングカ ンパニー。ウットラムと国内外で50年以上の提携関係を持ちながら、 TOBの事前協議がなかったことなどから対応が注目されている。

日本ペイントはウットラムから、議決権比率で30.33%に相当す る8000万株を1株900円で取得する買収提案を受けており、成立すれば ウットラムグループは既保有分と合わせ同44.9%を保有することにな る。また、ウットラムはTOBで目指す取得株のうち同20%未満を市場 で先行取得する方針を示している。

SMBC日興の石田忠隆広報担当はFAへの起用についてコメント を避けた。