【個別銘柄】トヨタや花王高い、イビデンが大幅高、タムロンは急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比6.1%高の4815円。為替の円安や通 期の販売計画の上方修正を受けて、13年3月期の連結営業利益予想を従 来の1兆500億円から1兆1500億円に増額した。また、単体予想は5年 ぶりの黒字転換を見込む。クレディ・スイス証券は、会社計画は依然と して保守的で、株価は依然割安感が強いとの見方を示した。

花王(4452):7.8%高の2782円。発行済み株式総数の2.4%に当た る1250万株、総額では300億円を上限に自己株式を取得すると発表し た。また、15年度に売上高1兆4000億円、営業利益1500億円を目指すと の中期経営計画も発表。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、投資 判断を「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げた。

バンダイナムコホールディングス(7832):8.4%高の1416円。国 内のコンテンツ事業が好調に推移しているとして、13年3月期の連結営 業利益予想を従来の400億円から425億円に上方修正した。前期比では増 益率が16%から23%に拡大する。また、期末配当予想を従来の1株当た り12円から、前期実績(14円)を上回る18円に引き上げた。

三井造船(7003):12%高の168円。12年4-12月期の連結営業利 益が前年同期比6.4%減の191億円で、据え置いた通期計画(200億円) に対する進ちょく率は95%に達した。ばら積み貨物運搬船と浮体式石油 生産貯蔵積出設備の追加工事などの受注が堅調だった。SMBC日興証 券は、同社の第4四半期(1-3月期)計画は保守的な印象で、円安で 受注環境は改善している、との見方を示した。

イビデン(4062):22%高の1511円。円安に伴う為替差益の計上 で、12年4-12月期の連結純利益は前年同期比29%増の22億6700万円だ った。今通期計画の3億円を上回る水準。SMBC日興証券は、現在の 円安状況が続くようなら、上方修正余地がある、との見方を示した。

タムロン(7740):11%安の2319円。12年12月期の連結営業利益は 会社計画を11%下回る55億300万円だった。クレディ・スイス証券は、 写真関連事業の自社ブランドレンズが欧州年末商戦において苦戦を強い られたほか、中国向け監視カメラの需要が冷え込んだもようと指摘。短 期的な株価へのインパクトはネガティブ、との見方を示した。

アルフレッサホールディングス(2784):9.1%高の4375円。12年 4-12月期の連結営業利益は前年同期比3.5倍の206億円だった。今通期 計画の181億円を上回る水準。SMBC日興証券は、累計営業利益は同 証予想を大きく上回りポジティブサプライズと指摘。強い価格維持の姿 勢とリベートなどの向上で医療用医薬品等卸売事業の粗利益率が大きく 改善したと評価し、目標株価を3900円から4300円に引き上げた。

興銀リース(8425):5.8%安の2318円。12年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比3.5%減の113億円だった。リース、割賦を中心とし た契約実行高はIBJL東芝リースの連結子会社化などで拡大し、売上 高は前年同期比4割増えたが、不動産関連アセットファイナンスに係る 貸倒引当金の計上が響いた。

曙ブレーキ工業(7238):8.4%安の437円。国内の完成車メーカー と産業機械メーカーからの受注減に加え、繰延税金資産を一部取り崩す ことから、13年3月期の連結純利益予想を従来の21億円から1億円に減 額した。

協和エクシオ(1951):8.3%高の1028円。NTT関連工事の増加 と手持ち工事増加に伴う施工効率の向上などを理由に、13年3月期の連 結営業利益予想を従来の116億円から170億円に引き上げた。前期比では 増益率が30%から47%に拡大する。また、発行済み株式総数の1.73%に 当たる180万株、総額では15億円を上限に自己株式を取得すると発表し た。

シスメックス(6869):7.4%高の4630円。12年4-12月期の連結 営業利益は前年同期比11%増の152億円だった。国内販売は大規模医療 機関の底堅い設備投資需要で堅調、海外では検体検査機器や検体検査試 薬の売り上げがおおむね全地域で順調だった。三菱UFJモルガン・ス タンレー証券は投資判断「アウトパフォーム」を継続し、順調な利益の 進ちょくが確認できポジティブな印象、との見方を示した。

東洋製缶(5901):17%高の1321円。13年3月期の連結純利益予想 を従来の75億円から120億円に増額した。前期は32億1300万円の赤字だ った。諸経費の削減や、前回予想に織り込んだ為替差損が減少する。

テレビ朝日(9409):8%高の1518円。一部番組の視聴率好調を背 景としたタイム収入の増収やスマートフォン需要などによる好調なスポ ット収入を見込み13年3月期の連結営業利益予想を従来の105億円か ら120億円に上方修正した。また、期末配当予想を従来の1株当たり10 円から20円に引き上げた。

山九(9065):5.8%高の382円。野村証券は6日付の投資家向けメ モで目標株価を400円から500円に引き上げた。決算取材を踏まえ、物流 事業は10-12月が同証の想定以上に底堅かったうえ、外部環境の好転が 予想されるなどと指摘。13年3月期は5期ぶりに営業増益(前期比6% 増)に転じ、14年3月期は主要2事業の貢献で同10%の営業増益と予想 した。同社が1月31日に発表した12年4-12月期の営業利益は、前年同 期比3.5%増の148億円だった。

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