【テクニカル分析】ユーロは130円まで上昇余地、三菱東京UFJ銀

ユーロ・円相場は短期的な調整を挟 みながらも当面、1ユーロ=130円前後までユーロ高・円安に進む可能 性が高い――。三菱東京UFJ銀行市場企画部の井野鉄兵アナリストは、 相場の上げ幅や下げ幅を把握するのに使われるフィボナッチ分析の観点 から、ユーロの上昇余地が依然として残っているとみている。

井野氏は、上昇基調にあるユーロ・円相場は「目先は調整が入って も全く不思議ではないが、チャート的にはまだ上昇余地がある」と指 摘。3月末までの上値めどは「130円プラス・マイナス2円程度のゾー ン」になると予想した。

井野氏によると、フィボナッチ分析の観点からみた目先の節目とし て意識される水準は、2009年の高値と昨夏の安値を基にしたチャート で76.4%の戻しとなる128円58銭。「きれいな数字」である130円ちょう どと、08年に付けた最高値から昨夏の安値までの下げ幅を50%戻し た132円04銭も上値めどになると語った。

ユーロ・円相場は08年7月にユーロ導入来の最高値169円96銭を記 録したが、同年秋のリーマンショックを背景に急落。翌09年6月に は139円22銭まで反発したが、欧州債務危機が深刻化する中、昨年7月 には94円12銭と2000年11月以来の安値を付けた。円高修正を目指す安倍 政権の誕生につながった衆院解散が確定的となった昨年11月から今回の 上昇が始まり、今月6日の朝方の相場では一時127円42銭と10年4月以 来の高値を付けた。