米議会予算局:今年度の赤字、5年ぶりに1兆ドル下回る見通し

米議会予算局(CBO)は5 日、2013会計年度(12年10月-13年9月)の財政赤字が8450億ドル (約79兆円)と、5年ぶりに1兆ドルを下回る見通しを発表した。一方 で長期的な財政見通しは依然、厳しいと指摘した。

CBOによれば、最近の増税や歳出削減が、財政赤字を08年以降で 最も低い水準に減らすのに寄与する見込み。来年度の財政赤字は6160億 ドルと予想した。今回のCBO見通しは、「財政の崖」を少なくとも一 時的に回避した議会合意後では初の包括的な財政分析となった。

財政赤字は15年まで縮小が続くものの、その後は再び増加し始める 見通し。今後10年間で財政赤字は合計で少なくとも7兆ドルになるとみ られており、23年までに国債の発行残高が20兆ドルに達するとCBOは 予測している。

CBO報告書は、「高齢化や医療費増加、医療保険への連邦助成金 拡大、連邦債務の利払い増による圧力が高まり、財政赤字は向こう10年 間拡大すると予想される」と分析した。

今回の報告書は、議会が財政赤字をめぐる再度の戦いに備える中で 公表された。

上院民主党は5日にメリーランド州で会合を開き、共和党との論戦 に備えて戦略を協議する予定。

原題:U.S. Deficit to Shrink Below $1 Trillion, Says Budget Agency (1)(抜粋)

--取材協力:Roger Runningen.