今日の国内市況(2月4日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株6日ぶり反落、輸出や不動産、素材売り-欧州懸念と円安一服

東京株式相場は6営業日ぶりに反落。スペインなど欧州の政治不安 や為替の円安一服が嫌気され、自動車など輸出関連、非鉄金属など素材 関連、保険など金融株中心に幅広く売られた。丸の内での空室率悪化が 嫌気された三菱地所が急落した影響で、不動産株は東証1部33業種の下 落率トップ。

TOPIXの終値は前日比16.05ポイント(1.7%)安の939.70、日 経平均株価は213円43銭(1.9%)安の1万1046円92銭で、ともにきょう の安値引け。

大和住銀投信投資顧問・株式運用部の岩間星二ファンドマネジャー は、「不透明感は株式市場が一番嫌うファクター。常に漂っているもの だが、この2カ月間は珍しくなかったため、リスクオン(選好)の勢い が強かった」と言う。しかし、欧州で政治リスクが高まりを見せ、「短 期的にリスク許容度は下がる」と指摘した。

●債券反発、国内株安や10年入札順調で-2年債利回り9年ぶり低水準

債券相場は反発。株式相場の下落に加えて、10年債入札の結果がお おむね順調だったことが買い手掛かりとなった。新発2年債利回りは約 9年ぶり低水準を付けた。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比18銭高の143円86銭で取 引を開始すると、午前9時前後に143円93銭まで上昇。その後は上げ幅 を縮小し、143円83銭で午前の取引を終えた。午後の開始後には143円94 銭まで上昇し、結局は22銭高の143円90銭で取引を終えた。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「10年債入札では利回 り0.8%台での投資家ニーズを見込んだ証券会社の応札が膨らむなど、 潜在需要を反映した結果が示された」と指摘。その上で、1月以降、海 外市場ではリスク選好の動きが続いたが、イタリアやスペインなど欧州 情勢に不透明感が広がり、米長期金利の2.0%台に「行き過ぎ感もあ る」と指摘した。

●ユーロが下落、欧州政局懸念で売り圧力-ドル・円は92円台前半

東京外国為替市場ではユーロが下落。スペインとイタリアの政治情 勢をめぐる不透明感を背景に売り圧力がかかった。

1ユーロ=1.35ドル台前半で日本時間朝の取引を迎えたユーロ・ド ル相場は午後に一時1.3462ドルと、5営業日ぶりの水準まで下げ幅を拡 大。午後4時現在は1.3468ドル付近で推移している。

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、欧州危機が忘れ 去られかけていたところに、政局不安に絡むニュースが出て、「もう一 回ユーロ売り」というムードになったと指摘。さらに、今週は欧州中央 銀行(ECB)の政策決定会合を控えており、ドラギ総裁がユーロ高に 対する懸念を表明したりすると、ユーロの下押し圧力になる可能性があ ると言い、目先はほとんど一本調子で進んできたユーロ高の調整圧力が