バークレイズ,ボーナスを削減へ-保険や金利商品で引き当て増

英国の銀行バークレイズは従業員へ のボーナスに割り当てる額を2012年は前年よりも減らす見込みだ。同行 は5日、融資の支払保障保険や金利ヘッジ商品の販売方法をめぐる賠償 に備えた引当金を10億ポンド(約1460億円)積み増したことを明らかに した。

発表によると、同行は不要な保険を購入、または知らない間に購入 させられたとする顧客に支払う賠償金のための引き当てを6億ポンド積 み増した。同問題での引当金は累計で26億ポンドとなった。そのうち16 億ポンドは昨年末時点で既に使われていた。金利変動に対するヘッジ商 品の販売をめぐる引当金も4億ポンド積み増した。昨年末時点での合計 引当額は8億5000万ポンドで、英銀中で最大だった。

バークレイズは昨年6月、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR) 操作問題で制裁金を科された。同問題でボブ・ダイアモンド前最高経営 責任者(CEO)が辞任。8月に就任したアントニー・ジェンキンス CEOはそれ以前、支払保障保険販売を手掛けていた消費者向け銀行部 門の責任者だった。同CEOは5日の議会証言で、2012年中に起こった ことに反映させ、ボーナスの総額を「大幅に」調整したと語った。

バークレイズは12日に通期決算を発表する。ジェンキンスCEOは 今月に入ってから、自身は2012年のボーナスを受け取らないと表明して いる。

原題:Barclays Cuts Bonuses as It Sets Aside $1.6 Billion on Redress(抜粋)

--取材協力:Gavin Finch、Ambereen Choudhury.