PIMCO:スペイン国債の保有リスク上昇、首相汚職疑惑で

スペインのラホイ首相が汚職疑惑の 払拭(ふっしょく)に苦戦しているため、同国債保有のリスクが高まっ ていると、米パシフィック・インベストメント・マネジメント (PIMCO)のマネジングディレクター、アンドルー・ボゾムワース 氏は指摘した。

ボゾムワース氏は4日の電話インタビューで、「政府の政策とリー ダーシップの持続性に関して不確実性がある」と指摘し、「少なくとも 一部の疑問は未回答のままであり、これが市場の不確実性につながる」 との見方を示した。

スペインの10年国債のリスクプレミアムは4日に29ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)上昇し382bp。上昇率は昨年9月以来最 大を記録した。同国の株価指標、IBEX35指数は3.8%下落し、終値 で昨年12月10日以来の安値を付けた。

ラホイ首相は今月2日、与党国民党の元財務担当者ルイス・バルセ ナス氏が管理する秘密基金から毎年約2万5000ユーロ(約311万円)を 受領していたとの同国紙パイスの報道を否定した。一方、パイス紙は首 相や党メンバーで元バンキア会長のロドリゴ・ラト氏などへの支払いを 示したバルセナスの手書きの帳簿を転載したとしている。ラト氏の弁護 士は、ブルームバーグの2回の取材に対してアシスタントを通じてコメ ントを拒否した。

原題:Pimco Sees Spanish Bond Risk Rising on Rajoy Graft Allegations(抜粋)